イニエスタ&F・トーレスにエール!長崎のスペイン人FWがJリーグに順応するコツを伝授

2018年07月23日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「彼らと会えるのは楽しみ」

川崎戦では75分までプレーしたファンマ。試合後には同胞のデビューを喜んだ。写真:田中研治

 7月22日のJ1リーグ17節は、神戸のアンドレス・イニエスタ、鳥栖のフェルナンド・トーレスのデビューに沸いたが、0-1で敗れた川崎との一戦を終えた、長崎のスペイン人FWファンマも同胞のふたりにエールを送った。
 
 かつてスペインのムルシアなどに所属し、スペインのカップ戦であるコパ・デル・レイでふたりと対戦した経験があるというファンマは、神戸と鳥栖の試合の様子も気にしていたようで「イニエスタもトーレスもデビューしたみたいだね。残念ながら試合には負けてしまったようだけど、彼らと会えるのは楽しみだよ」と、柔和な表情で語ってくれた。
 
 昨年1月に長崎に加入したファンマはJ2で32試合・11ゴールの成績を残し、チームのJ1昇格に貢献。今季はここまで15試合に出場し、2ゴールを記録している。
 
 そこでJリーグでプレーする先輩として、日本にいち早く順応するコツはなんなのか訊いてみた。
 
「日本のサッカーはヨーロッパと比べてスピードが速い。日本人はよく走るのが特徴だね。ヨーロッパのサッカーはより戦術的だから、最初は違和感があるかもしれないけど、そのスピードに慣れる必要がある。でもご存知の通り、彼らはテクニックのある偉大なプレーヤーだ。順応力もあるはずだし、すぐに適応できるんじゃないかな。
 
 それに日本人は良い人ばかり。きっと周囲の人たちが助けになってくれるはずだ」
 
 そしてふたりとの対戦も切望した。
 
「試合で会えるのは楽しみ。待ち望んでいるよ」
 
 長崎は29節(10月6日または7日)に神戸と、31節(11月3日または4日)に鳥栖と、ともにアウェーで対戦する予定だ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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