「日本人には出せないパス」イニエスタが初練習で見せた"凄み"に僚友たちから感嘆の声!22日の出場にも意欲

2018年07月20日 雨堤俊祐

「日曜日の試合に出る可能性はあると思います」(イニエスタ)

神戸で初練習を行ったイニエスタ。パス回しでは高質な技術を見せ、世界トップレベルの技術を披露した。写真:川本学

 7月20日、スペイン代表のアンドレス・イニエスタがヴィッセル神戸の全体練習に初合流した。

 約80人の取材陣が待ち構えるピッチに姿を現して通訳やトレーナーと軽く言葉を交わすと、GPS測定器を付けたスポーツブラを上半身に装着。スペイン語とポルトガル語でコミュニケーションが取れるウェリントンと会話をする表情からは、自然体である様子が伺える。
 
 9時30分から行なわれた練習前にはチームメイトに挨拶をすると、拍手で歓迎された。この日は一般非公開で、メディアのみ冒頭の10分間だけ公開される予定だったが、吉田孝行監督の計らいにより約20分間の練習を見ることができた。
 ウォーミングアップのボールリフティングでは柔らかいタッチを披露。6対2のボール回しでは約5分間で1度だけ守備側に回ったものの、それ以外ではインサイド、アウトサイト、足裏を巧みに使ってパスを通していた。
 
 この日、2日前の試合に出場した選手はリカバーのみ。イニエスタはそれ以外の選手とともに汗を流した。練習後に取材に応じたイニエスタは「まず、このチームに合流して仲間とともにプレーできるワクワク感をチームメイトに伝えました。コンディションは良い感じです。もちろん休暇から戻ってきてフィット感を上げていくことは大変な作業ではあるんですが、これからチームに合流していくことに対する期待があります」と初練習の感想を語った。

 さらに「日曜日の試合に出る可能性はあると思います。コンディションは100%ではないけれど、練習を通してできるだけベストの状態で挑めるように準備したい」と次節でのJリーグデビューに意欲を見せた。

次ページ日本語の習得にイニエスタは意欲十分!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事