気温28.1℃、湿度87%の過酷な暑さ… しかし磐田・名波監督の覚悟にブレはなし!

2018年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ハードなサッカーをやっていこうと自覚しながらトライしている」

磐田の名波監督は、暑さの中でもハードワークを厭わない姿勢で攻撃的サッカーを確立するつもりだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ16節]磐田 3-3 鹿島/7月18日/ヤマハ
 
 ジュビロ磐田が鹿島アントラーズとの再開初戦を白熱のシーソーゲームの末に、3-3のドローで終えた。

【PHOTO】磐田3-3鹿島|激しい点の取り合いは決着つかずドローに終わる
 
 磐田の名波浩監督は、「ゲーム的には面白い点の取り合いという内容だったかもしれないが、我々にしてみたら80分過ぎのゴールを決勝点としなきゃいけない」と、勝ち切れなかった悔しさを滲ませた。
 
 さらに、「90分を通してクリアの質であったり、ファーストプレーの質であったり、(鹿島との)その辺の差がまだまだあるなと実感したゲームになったんじゃないかなと思います」と語った指揮官は、内容的にも課題が残る出来だったことを明かした。
 
 磐田は中断期間中、3バックの前にアンカーを置く「3-1-5-1」とも言える新システムの導入に取り組むなど、新たな戦術を採用しているが、これについて問われた名波監督は「ゴールにつながったのはポジティブに捉えても良いが、アントラーズの非常に巧いボール回しと奪った後に質の差を出させてしまったので、ちょっと後ろに重たい時間が8割くらいあった。そこはまだまだ改善の余地がある」と手応えと課題を語った。
 
 また、この日はナイトゲームにもかかわらず28.1℃、87%というかなりの高温多湿のなかでの試合となったが、「この暑さの中でもハードなサッカーをやっていこうと自覚しながらトライしている。まだまだこの一戦で諦めずに、やり続けたい」と、過酷な環境下でもめげずに、ハードワークをベースとした攻撃的なサッカーをやり抜く方針であることを明言。名波監督は、ブレのない覚悟で理想のスタイル確立へ邁進するつもりだ。
 
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