モウリーニョは準決勝敗退のイングランドをどう見た?「泣く理由と楽観する理由がある」【ロシアW杯】

2018年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

決勝進出を逃したイングランドにモウリーニョが寄せた言葉は?

長年に渡ってプレミアリーグでメジャータイトルを獲得してきたモウリーニョの目には、ロシアで躍動したイングランド代表は、どのように映ったのだろうか。 (C) Getty Images

 7月11日に行なわれたロシア・ワールドカップ準決勝は、クロアチアがイングランドを延長戦の末に2-1と下し、史上初の決勝進出を決めた。

 1966年以来52年ぶりとなる栄光を目指したイングランドは、開始5分にキーラン・トリッピアーのゴールで先制したものの、後半にイバン・ペリシッチのゴールで同点とされると、延長戦で決勝点を献上。前回ベスト4まで進んだ1990年大会と同じく、準決勝で夢を絶たれた。

 だが、長年に渡ってイングランドのプレミアリーグで辣腕を振るうジョゼ・モウリーニョ(現マンチェスター・ユナイテッド監督)は、"スリーライオンズ"の未来は明るいとみているようだ。

 英メディア『Sky Sports』によると、モウリーニョ監督は、ロシアのニュース局『RT』の番組で、「決勝に近づいたのだから泣く理由があるが、楽観できる理由もある」と、イングランドの躍進に賛辞を寄せた。
 

「これまでから大きく改善された。若いチームで、大半がクラブでさらに経験を積み、次のW杯に出場するはずだ。私が協会の人間なら、(ガレス・)サウスゲイト監督たちを続投させ、次のEUROとW杯を任せることは疑いない。すべてを出し尽くし、国を誇らしくさせた。W杯に関わったすべての人たちが、その誇りをもって帰国できるはずだ」

 一方で、モウリーニョ監督は、「自国リーグがマイナーで、大半が国外でプレーする国にとって大きな快挙だ」と、初のファイナル進出を決めたクロアチアも称賛している。

「私も分かるが、国外で仕事をすると、自分の国の感じ方が違ってくるんだ。だから、彼らにとって、母国に戻り、クロアチアのような国をW杯の決勝まで導いたことは、素晴らしいことなんだよ」

 3位に終わった1998年大会を上回る快挙を達成したクロアチアは、このまま優勝することができるのか。フランスとの運命の決勝戦は、15日に行なわれる。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事