イングランドに勝利した後の首都ザグレブの様子。祝福のために焚かれた無数の花火やトーチで、まるで昼間のような明るさとなった。 (C) Getty Images
ロシア・ワールドカップ準決勝でイングランドに勝利し、史上初の決勝進出を決めたクロアチア。歴史的な快挙に国内サポーターの興奮ぶりはすさまじく、英タブロイド紙『Sun』は、「クロアチアが決勝進出を決めた瞬間、ファンたちは野生に返った」と報じた。
「サポーターの喜びは爆発した。首都ザグレブのパブリックビューイングやバーでの試合放送には人が殺到し、無数の花火が焚かれ、朝のように明るくなった。広場にある公共の噴水には、ユニホームを着た人々が無数に飛び込んだ。日曜日の決勝戦ではどんな姿で熱狂するのか、想像もつかない」
稀にみる歓喜のなか、ザグレブの消防署が投稿したある動画が話題になっている。
Facebookに投稿された約46秒の動画には、クロアチアのユニホームを着た消防士たちがテレビ観戦する様子が収められている。
彼らはPK戦までもつれ込んだ準々決勝のロシア戦を見守っている。PKも最後のキッカーとなり、これを決めればクロアチアの準決勝進出が決まる……というところで、出動のサイレンが響き渡った。
その瞬間、消防士たちは椅子から立ち上がり、ユニホームを脱いで防火服に着替え、消防車に乗り込む。サイレンから出動まで、20秒もかからなかった。
当直の消防士たちが出動した後、非番の消防士たちが最後のキッカーであるイバン・ラキティッチがゴール決める姿を見届け、抱き合って喜ぶところで動画は終わる。
この消防士たちの見事な切り替えが話題を呼び、動画再生数は100万回を突破。1万3000件以上シェアされ、「君たちが最強だ」「サッカーチームの攻撃より速い」といった称賛のコメントが約600件も寄せられている。
ちなみにこの動画は、サポーターの安全な観戦を促す目的があるようだ。「トーチや花火の扱いにはくれぐれもご注意を」というコメントとともに、準決勝のイングランド戦の前に投稿された。ワールドカップの盛り上がりに伴い、消防の出動回数が増えていることも関係している。
人知れず平和を支えている消防士たち。コメント欄には「彼らこそ本当のヒーローだ」というコメントが寄せられ、多数の共感を呼んでいる。
「サポーターの喜びは爆発した。首都ザグレブのパブリックビューイングやバーでの試合放送には人が殺到し、無数の花火が焚かれ、朝のように明るくなった。広場にある公共の噴水には、ユニホームを着た人々が無数に飛び込んだ。日曜日の決勝戦ではどんな姿で熱狂するのか、想像もつかない」
稀にみる歓喜のなか、ザグレブの消防署が投稿したある動画が話題になっている。
Facebookに投稿された約46秒の動画には、クロアチアのユニホームを着た消防士たちがテレビ観戦する様子が収められている。
彼らはPK戦までもつれ込んだ準々決勝のロシア戦を見守っている。PKも最後のキッカーとなり、これを決めればクロアチアの準決勝進出が決まる……というところで、出動のサイレンが響き渡った。
その瞬間、消防士たちは椅子から立ち上がり、ユニホームを脱いで防火服に着替え、消防車に乗り込む。サイレンから出動まで、20秒もかからなかった。
当直の消防士たちが出動した後、非番の消防士たちが最後のキッカーであるイバン・ラキティッチがゴール決める姿を見届け、抱き合って喜ぶところで動画は終わる。
この消防士たちの見事な切り替えが話題を呼び、動画再生数は100万回を突破。1万3000件以上シェアされ、「君たちが最強だ」「サッカーチームの攻撃より速い」といった称賛のコメントが約600件も寄せられている。
ちなみにこの動画は、サポーターの安全な観戦を促す目的があるようだ。「トーチや花火の扱いにはくれぐれもご注意を」というコメントとともに、準決勝のイングランド戦の前に投稿された。ワールドカップの盛り上がりに伴い、消防の出動回数が増えていることも関係している。
人知れず平和を支えている消防士たち。コメント欄には「彼らこそ本当のヒーローだ」というコメントが寄せられ、多数の共感を呼んでいる。