【W杯展望|スウェーデン×スイス】大会屈指の組織力を誇る両国が、ベスト8進出を懸けて激突!

2018年07月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ゴール前での激しい攻防を制するのはどちらか⁉

故障者/スウェーデン=S・ラーション(MF) スイス=ツバー(MF)
出場停止/スウェーデン=なし スイス=リヒトシュタイナー(DF)、シェア(DF)

ロシア・ワールドカップ 決勝トーナメント1回戦
スウェーデン-スイス
 7月3日(火)17:00(日本時間23:00)キックオフ/サンクトペテルブルク(サンクトペテルブルク)

 
 優れた組織力を武器にグループリーグを勝ち上がったスウェーデンとスイスの一戦は、1点を巡って激しいバトルが繰り広げられる、スリリングな展開になりそうだ。
 
 ドイツが敗退するという大波乱のF組を首位で通過したスウェーデンは、3戦目のメキシコ戦で負傷交代した攻守の要セバスティアン・ラーションの状態が気がかり。ただ、堅守をベースに敵の隙を突いてゴールを陥れる戦い方は変わらないだろう。
 
 攻撃はサイドアタックが肝となる。また、ここまで2ゴールを挙げているCBアンドレアス・グランクビストの高さを活かしたセットプレーも重要な得点源だ。
 
 対するスイスは、大会前に不安視された頼れるストライカー不在という問題を、5人で5ゴールとここまではチーム全体でカバー。むしろ、どこからでもゴールが奪える強みになっている。スウェーデンのマークを分散させられるという点でもメリットで、敵の堅守を崩す上で重要なポイントになりそうだ。
 
 マイナス材料は、ともにDFラインの主軸であるファビアン・シェアとシュテファン・リヒトシュタイナーが累積警告のため出場できないこと。自慢の守備力を発揮できる保証はもはやない。
 
 過去の対戦成績は、28戦してスイスが11勝7分け10敗とわずかにリードしているものの、直近の2試合はスウェーデンが1勝1分けと上回っている。
 
 スウェーデンは1994年アメリカ大会以来(最終的に3位)の、スイスは1954年の自国開催以来のベスト8進出を懸けてこの一戦に臨む。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事