「僕らは自信に満ちている」 “クロアチア黄金世代”の主将モドリッチ、20年ぶりの快挙をめざす!

2018年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

代表OBは「モドリッチこそクロアチア史上最高の選手」

モドリッチ擁する今大会のクロアチアには、3位以上の成績も期待できる。(C)Getty Images

 7月1日のロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、クロアチアはデンマークと対戦する。

 グループステージでアルゼンチンに3-0と完勝し、期待値が高まっているクロアチアを牽引するのが、キャプテンマークを巻くルカ・モドリッチだ。

 そのモドリッチを称賛しているのが、チームメイトのイバン・ラキティッチ。英国『BBC』によると、バルセロナでスペイン代表のアンドレス・イニエスタとプレーするラキティッチは、「ふたりともそれぞれのポジションで最高の選手たちだ」と絶賛した。

「アンドレスもルカも、まるで別の惑星から来たみたいだよ。バルサでこの4年、アンドレスとプレーし、クロアチア代表ではルカと11年やってきた。これは素晴らしい名誉だったよ。自分がサッカーチームを作るなら必ず彼らを入れる。アンドレスは親友のひとりだし、ルカは兄のようなものだ」
 
 クロアチア代表のレジェンド、ロベルト・プロシネツキ氏は、モドリッチこそ同国史上最高の選手だと評しているが、ラキティッチは「まったく賛成だね」と続いた。

「ルカは最高の選手というだけじゃない。素晴らしい人間で、最高のリーダーなんだ。僕らは彼についていく。僕らの信頼を感じてもらえるはずだ」

 期待が大きいだけ重圧も高まる。英紙『Daily Mail』によれば、モドリッチ自身も「僕らがこれまでやってきたことは誇りに思っている。でも、ここまでのことはすべて忘れなければいけない」と、浮かれてはいけないと警鐘を鳴らした。

 だが同時に、モドリッチは「黄金世代」と評される現在のクロアチアについて自信も伺わせている。

「僕らにとっては厳しいテストとなる。でも、1998年大会以来越えられなかったハードルを乗り越えるのに、この世代はちょうど良い時期を迎えた。僕らは自信に満ちている。チームとして良いプレーができることを、僕らはグループリーグで示してきた。でも、それをまたやらなければいけない」

 プロシネツキらを擁した1998年のフランス大会で、初出場したクロアチアは3位と躍進した。モドリッチが率いる現チームは、20年前の先輩たちに肩を並べ、追い越すことができるだろうか。
 
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