【W杯展望|メキシコ×スウェーデン】半端ない「高さ」で16強入りなるか。メキシコの「欧州勢対策」は日本の手本にも⁉

2018年06月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

平均身長186センチは出場32か国中3位。

故障者/メキシコ=なし スウェーデン=なし
出場停止/メキシコ=なし スウェーデン=なし

ロシア・ワールドカップ グループF・第3戦
メキシコ-スウェーデン
6月27日(水)18:00(日本時間23:00)キックオフ/エカテリンブルク・アレーナ(エカテリンブルク)

 
 ボールを支配してアグレッシブに攻撃を仕掛けるメキシコに対し、スウェーデンはリトリートからカウンターを狙う。
 
 もしこの試合が初戦もしくは第2戦であれば、そんな構図になっていただろう。
 
 だが、勝点3が必要なのはスウェーデンのほうだ。たとえ白星を挙げたとしても、ドイツが韓国を下した場合は勝点6で並ぶため、2点差、3点差での勝利が必要なケースも考えられる。ドローでも首位通過が確定するメキシコよりも、積極的に攻撃に出ざるを得ない。
 
 活かしたいのは、最大の武器である「高さ」だ。チームの平均身長186センチで、出場32か国中3位。179.3センチで28番目のメキシコを7センチ近くも上回る。
 
 空中戦に強い192センチのオラ・トイボネンをターゲットにロングボールを放り込み、打開力に長けたエミル・フォシュベリや、得点源であるマルクス・ベリがこぼれ球を狙う。そんな攻撃パターンで活路を見出したい。
 
 エアバトルでは分が悪いメキシコとしては、金星を挙げたドイツ戦で見せたように、鋭いプレスでパスの出所を抑えることが肝心だ。体格で勝る相手をどう抑え込むのか。中南米の雄の「欧州勢対策」は、明日にポーランド戦を控える日本にとっても参考になるかもしれない。
 
 そういった意味でも、見所が少なくない一戦だ。
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