【W杯展望|オーストラリア×ペルー】19歳の新鋭はオーストラリアを16強に導く救世主となれるか

2018年06月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ここまで好ゲームを見せている両国

故障者/オーストラリア=ナバウト(FW) ペルー=ファルファン(FW)
出場停止/オーストラリア=なし ペルー=なし

ロシア・ワールドカップ グループC・第3戦
オーストラリア-ペルー
6月26日(火)17:00(日本時間23:00)キックオフ/フィシュト(ソチ)

 
 同時刻に行なわれるフランス対デンマークの結果次第とはいえ、勝てば決勝トーナメント進出の可能性が残るオーストラリア。26日の最終戦では、すでにグループステージ敗退が決定しているペルーと対戦する。
 
 オーストラリアは、第2戦のデンマーク戦ではPKで同点に追い付き、その後も多くのチャンスを迎えたが決めきれず、勝利を逃した。
 
 フランス戦、デンマーク戦を通して、守備の安定感は見せているだけに、勝利を掴むための課題はやはり決定力だ。
 
 2試合連続でスタメン出場のアンドリュー・ナバウト(浦和レッズ所属)は、試合中に負った肩の怪我により、ペルー戦は欠場が決定的。1トップにはデンマーク戦で途中出場したトミ・ユリッチの起用が濃厚となった。
 
 平均身長が出場32か国中もっとも低いペルーが相手だけに、190センチのユリッチ、189センチのトム・ロギッチの高さを活かした攻撃でゴールを狙いたいところだろう。

 もっとも、過去2試合でもチャンスは十分作り出せている。問題は「誰がゴールを決めるか」で、その意味では、デンマーク戦で好プレーを見せた19歳のダニエル・アルザーニあたりが救世主となるかもしれない。
 
 対するペルーも、すでに敗退が決まっているとはいえ、36年ぶりの本大会を3連敗で終えるわけにはいかないだろう。
 
 フランス相手にポゼッションで上回るなど、個々の技術を活かした組み立てはハイレベルなだけに、オーストラリア同様にゴール前の精度が高まれば十分に勝機はある。
 
 ドーピング違反の影響で当初は大会出場も危ぶまれたパオロ・ゲレーロは、最後にエースらしい活躍を披露できるだろうか。
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