「初戦の我々とは何もかもが違った」 3戦全勝に満足のスアレスだが、記者のある質問には唖然…【ロシアW杯】

2018年06月26日 国際大会

「我々は新たな歴史を作り上げた」

今後も歴史を作り続けていきたいと語ったスアレス。 (C) Getty Images

 6月25日(現地時間)、ロシア・ワールドカップのグループステージ最終節が行なわれ、ウルグアイは開催国ロシアを3-0で撃破。グループA首位で決勝トーナメント進出を果たした。
 
 この試合で、決勝点となる先制ゴールを挙げたのは、前節サウジアラビア戦でも唯一のスコアラーとなったルイス・スアレス。自らボールを奪取してからのカウンターで、ロドリゴ・ベンタンクールが倒されて得たFKを、強烈なシュートでゴール右隅に突き刺したのだ。
 
 W杯通算得点を7に伸ばしたエースストライカーは試合後、以下のようにロシア戦、そしてグループステージを振り返った。(ウルグアイ『Observa』紙より)
 
「前半で相手にプレッシャーをかけ、多くのチャンスを作れた。そして我々はグループステージを首位で突破すると同時に、新たな歴史を作り上げた。なぜなら、ウルグアイはこれまで、グループステージで3連勝を飾ったことはないからだ」
 
※ウルグアイは1950年ブラジル大会と54年スイス大会で、グループステージ(1次リーグ)全勝を果たしているが、前者は2チームでの対戦、後者は4チームでの対決ながら各チーム2試合しか行なっていない。
 
「FKでは、低いところを狙った。壁の上を避けたのは、壁が近くて難しかったから」
 
「初戦(エジプト戦)では緊張でミスが多くなってしまった、あの時とこの試合のチームでは、精神面も含め、何もかもが違っていた。今日は、とても良いプレーを見せることができた」
 
「今日のようなプレーを今後も続けていくことが必要だ。楽しみながら、ベストを出し切っていきたい。全てのサポートに感謝して、人々が夢見ていることを実現できるよう、チームとして努力していかなければならない」
 
 次なる戦いに向けて気を引き締めながらも、会見では第一関門突破で安堵の表情を浮かべていたスアレスだが、ある外国人記者から「どうして、あなたはいつも悲しそうな顔をしているのですか? 笑うのはゴールを挙げた時だけだ」と質問されると、驚いた表情を浮かべ、「時間の無駄だ」と(同時通訳用の)イヤフォンを外してしまったという。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事