セネガル指揮官のジャパン評「大きくても、強くても、意味がない。日本の方が…」

2018年06月25日 サッカーダイジェスト編集部

「日本の方がスピードやシュートの質が良かったんだ」

セネガルのシセ監督は日本を称えた。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

[ロシアW杯グループH] 日本2-2セネガル/6月24日/エカテリンブルク・アレーナ(エカテリンブルク)
 
 ロシア・ワールドカップのグループステージ第2節、セネガルは日本に2-2で引き分けた。試合後、アリウ・シセ監督がゲームを次のように振り返った。
 
「もちろん残念だ。今夜のセネガルのプレーは最高だったとは言えない。ポーランド戦ほどのプレーはできなかったからね。2度リードしたが、2点も失った。とにかくふたつの得点を許したのが残念だ。これが腹立たしいよ。でもグループは3試合ある。コロンビア戦に向けてポジティブにならなきゃいけない」
 
 セネガルは11分にマネのゴールで先制するも34分に失点し、71分にワゲの得点で勝ち越したものの、78分に再び同点に追いつかれた。シセ監督はリードを守り切れなかったことに悔しさを露わにしたが、日本の強さもあったと言う。
 
「日本は予想通りの戦い方だった。技術力の高いチームで、パスの質も良かった。日本の方が良いプレーをしていたと思う。試合の序盤はプレスをかけて快適にプレーをさせなかったが、プレッシャーに行けなくなってから危険な状態になった。彼らは技術的に高く、試合をコントロールした。リードしたが、我々は集中力を欠いていたのかもしれない」
 たしかに、セネガルがプレスをかけて主導権を握ったのは序盤だけで、日本のほうがボールを保持してチャンスを作っていた。フィジカルに優れるアフリカ勢のなかでも、セネガルはタレント揃いだが、日本戦で感じたことがあったと言葉を続ける。
 
「我々には世界的な選手が揃っているが、大きくても、強くても、サッカーではあまり意味がない。日本の方がスピードやシュートの質が良かったんだ」
 
 セネガルの指揮官は、日本の技術やスピードを評価した。ドローに終わったとはいえ、フィジカルに対して日本の特長を活かして対抗できたのは、収穫だったと言えるだろう。

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