【W杯展望|韓国×メキシコ】崖っぷちの韓国、好調メキシコに「20年越しのリベンジ」なるか

2018年06月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

王者ドイツを破ってメキシコは勢いに乗る。

故障者/韓国=パク・チュホ メキシコ=なし
出場停止/韓国=なし メキシコ=なし

ロシア・ワールドカップ グループF・第2戦
韓国-メキシコ
6月23日(土)18:00(日本時間24:00)キックオフ/ロストフ・アレーナ(ロストフ・ナ・ドヌ)

 
 スウェーデンとの初戦を0-1で落とし、崖っぷちに立たされた韓国。第3戦の相手がドイツだということを考えると、ここは是が非でも勝利が必要だ。
 
 メキシコとは98年のフランス・ワールドカップでも、グループリーグ(第1戦)で対戦。FKで先制点を挙げたハ・ソッチュが前半のうちに一発レッドで退場し、後半に3点を叩き込まれて逆転負けを喫している。そのショックを引きずり、結局1勝もできぬまま敗退を余儀なくされただけに、20年越しのリベンジを果たしたいところだ。
 
 とはいえ、初戦で連覇を狙うドイツを破り、勢いに乗るメキシコから勝点3を奪うのは容易ではない。組織的なプレッシングからの鋭いカウンターは、王者をたびたび苦しめていた。

 とりわけ、右からミゲル・ラジュン、カルロス・ベラ、そして決勝点を奪ったイルビング・ロサーノと並ぶ2列目は、打開力の高さを存分に発揮。韓国が、ポゼッション率44.2パーセントに終わったスウェーデン戦以上に圧力を受けるのは間違いない。
 
 その初戦では、196センチの長身キム・シンウクをCFに置く4-3-3を採用したものの、枠内シュート0本と攻撃がまったく機能しなかった。メキシコ戦では、システムにもスタメンにも手を加えてくる可能性は小さくない。
 
 考えられるのが、5月に行なわれたホンジュラスとのテストマッチで手応えを掴んだ4-4-2。その試合で初キャップを刻み、代表初ゴールを奪ってみせた韋駄天ムン・ソンミンの先発起用もあり得るだろう。
 
 キーマンは言うまでもなくソン・フンミンだ。崩しからフィニッシュまでを一手に担うエースが本領を発揮できるか――。韓国の命運は、この7番に懸かっている。
 
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