【W杯展望|ウルグアイ×サウジアラビア】スアレス&カバーニの「世界最強2トップ」がサウジを粉砕するか

2018年06月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ウルグアイは勝てばベスト16入りが決定。

故障者/ウルグアイ=なし サウジアラビア=なし
出場停止/ウルグアイ=なし サウジアラビア=なし

ロシア・ワールドカップ グループA・第2戦
ウルグアイ-サウジアラビア
6月20日(水)18:00(日本時間24:00)キックオフ/ロストフ・アレーナ(ロストフ・ナ・ドヌ)

 
 初戦は対照的な結果に終わった。同じ堅守速攻スタイルのエジプトに手を焼きながらも、88分にセットプレーからCBのホセ・ヒメネスが決勝点となるヘッドを叩き込み、したたかに勝点3を挙げたウルグアイに対し、サウジアラビアはホスト国ロシアに0-5で大敗。FIFAランクでもサウジアラビア(67位)を大きく上回るウルグアイ(14位)が主導権を握るのは、ほぼ間違いないだろう。
 
 そのウルグアイの強みは、何と言ってもルイス・スアレスとエディンソン・カバーニの2トップだ。
 
 プレミアリーグとリーガ・エスパニョーラという世界最高峰のリーグで得点王を獲得した前者は、代表でも99試合に出場し、同国歴代最多となる51得点。2017-2018シーズンに2年連続となるリーグ・アンのトップスコアラーに輝いた後者も、101キャップでスアレスに次ぐ42ゴールを奪っている。この31歳のコンビは、「世界最強の2トップ」と言っても過言ではない。
 
 相手GKの好守やバーに阻まれたものの、エジプト戦ではスアレスが3度、カバーニが2度の決定機を迎えるなど、動き自体は悪くなかった。ほぼ2試合に1点というふたりの得点ペースを考えると、ネットを揺らす可能性は少なくない。
 
 連勝なら好調ロシアとの第3戦を前に決勝トーナメント進出を決められるだけに、序盤からエンジン全開で相手ゴールに迫っていくだろう。
 
 負ければ敗退が決まるサウジアラビアは、早い時間帯の失点だけは避けたいところ。オサマ・ハウサウィとオマル・ハウサウィのCBペアを中心に自陣ゴール前のスペースを消して、ウルグアイの前線コンビが入り込むスペースを消すことが肝心だ。
 
 粘り強く守って終盤までリードを許さなければ、勝点奪取の望みが出てくる。何とかドローに持ち込み、16強入りの望みがなくなったエジプトを叩いての勝ち上がり、そんなプランを思い描いているはずだ。
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