【W杯展望|コスタリカ×セルビア】組織力か、それとも個のタレント力か。好対照な特徴を持つ両チームが激突!

2018年06月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

2位通過を狙ううえで両軍とも落とせない一戦。

故障者/コスタリカ=なし セルビア=なし
出場停止/コスタリカ=なし セルビア=なし

ロシア・ワールドカップ グループE・第1節
コスタリカ-セルビア
6月17日(日)16:00(日本時間21:00)キックオフ/サマラ・アレーナ(サマラ)
 
 
 個の力か、それとも組織力か。そんな戦いになりそうだ。
 
 予選後の政権交代(ムスリン→クルスタイッチ)で組織固めが遅れているセルビアは、それでもタレント力でコスタリカを大きく上回る。
 
 最終ラインにはA代表歴が100試合を超える重鎮ブラニスラフ・イバノビッチとワールドクラスの左足を誇るアレクサンダル・コラロフ、中盤にはマンチェスター・Uで主力を担うネマニャ・マティッチと、移籍市場を賑わす逸材セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、崩しの切り札として機能するドゥシャン・タディッチ、そして最前線にはイングランドで研鑽を積むブレイク候補のアレクサンダル・ミトロビッチと、各セクションに実力者が揃っており、個の力で相手をねじ伏せることが可能だ。
 
 一方、ベスト8に進出する快挙を果たした4年前の主力がほぼ健在のコスタリカは、当時の5-2-3という独自のシステムを引き続き採用し、さらに連携を磨いてきた。

 フレッシュさはないものの、じっくり引いて守備を固め、ボール奪取後は両ウイングの打開力を生かした鋭いカウンターという明確な武器があり、粘り強く戦って1点差勝負の接戦に持ち込めば十分に勝機はあるだろう。
 
 もちろん、最後尾にはメガクラブのレアル・マドリーでレギュラーを務めるナバスという世界的な守護神も健在だ。
 
 ブラジルが実力的に一等地を抜く存在のグループEで2位通過を目指すなら、両軍ともこの一戦は絶対に落とせない。好対照な特徴を持つ2チームの対戦に注目だ。
 
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