【なでしこ】浦和Lの猶本光がドイツ1部への移籍を発表!決断の理由は?

2018年06月11日 サッカーダイジェスト編集部

フライブルクの監督から「高い技術を持ったセントラルMF」と評価

猶本は2014年にフル代表デビュー。2020年の東京五輪での活躍も期待される。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズレディース(以下、浦和L)の猶本光が6月11日、ドイツ1部のフライブルクへの完全移籍を発表した。
 
 現在24歳の猶本は、2009年に地元の福岡J・アンクラスでキャリアをスタートさせると、2012年から浦和Lに所属。リーグ戦通算111試合に出場した浦和Lでは近年、攻撃の中心として活躍し、2014年にはなでしこリーグ優勝の原動力となり同リーグのベストイレブンにも選出された。
 
 代表シーンでは、U-17ワールドカップ、U-20ワールドカップに出場するなどアンダー世代からメンバー入りし、2014年からはフル代表にも名を連ねている。
 
 とはいえ、フル代表では18試合・0得点と出番は限られ、定位置を掴めていない。なでしこジャパンの主軸としての活躍が期待される猶本は、今回の移籍に際して、以下のように理由を明かしている。
 
「2012年U-20女子ワールドカップでドイツと対戦した時、世界とのレベルの差に衝撃を受けました。その時のことを忘れることなく、今までトレーニングや試合に臨んできました。そして6年半経った今、やっとチャレンジしたいと心から思えるまで成長できたので、このタイミングで移籍を決断しました」
 
 フライブルクのイェンス・シェイア監督からは、「ヒカル・ナオモトは高い技術を持ったセントラルMFで、我々の哲学に非常によく合っている。守備的にも攻撃的にも働け、中盤を強化してくれるだろう」と高い評価を受ける。新天地で指揮官の信頼を掴めるか。
 
 なお、浦和Lでのラストゲームは、7月8日のなでしこリーグカップ9節・日テレ・ベレーザ戦。猶本は自身のツイッターで「残りの試合、皆さんにたくさんの笑顔を届けられるよう精一杯プレーします。ぜひスタジアムまで試合を観に来てください」と呼びかけた。

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