2018年６月10日、オーストリアのインスブルック郊外にあるゼーフェルトの練習場にある選手が姿を現わすと、記者団から「おー」という声があがった。
 
　なんと、長友佑都が金髪にしてきたのだ。
 
　スイス戦の前には、「もう地獄だらけなんでね（苦笑）。ただ、自分としてそういう状況のほうが燃える。今までも何度も『長友はもう厳しいんじゃないか』っていうことも言われたりもしてきましたけど、そのたびにそれを反骨心にして、這い上がってやるっていう気持ちでやってきた。むしろ難しい状況のほうがワクワクするじゃないけど、楽しみな部分があって」と言っていた長友。

 

　強敵と対峙するたびに「オラ、わくわくすっぞ‼」と自分自身を鼓舞していた孫悟空（漫画やアニメで大人気のドラゴンボールの主人公）を彷彿とさせる長友が、スーパーサイヤ人になったとでも言えるだろうか。
 
　０－２と敗れたスイス戦後には「このままではワールドカップで勝てない」と危機感を募らせていた長友が、本気の戦闘モードに入った。
 
取材・文：白鳥和洋（サッカーダイジェスト編集部）

【日本代表PHOTO】SAMURAI BLUEがサポーターに神対応！

日本代表取材PHOTO】ルガーノからゼーフェルトへ、7時間のバスの旅

【日本代表PHOTO】スイス２-０日本｜西野ジャパンがまたしても２失点の完敗。ガーナ戦に続いて２連敗を喫する