【W杯 大会10日目プレビュー】ドイツ対ガーナ戦

2014年06月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

充実のドイツの有利は動かない。ガーナは主力の働き次第か。

2002年大会以降、4大会連続で初戦での大勝を収めたドイツ。この勢いを分のいいアフリカ勢相手に持続できるか!? (C) Getty Images

グループG
ドイツガーナ
16:00(日本時間22日4:00)キックオフ
カステロン(フォルタレーザ)
 
【ドイツの視点】
 
 ポルトガル戦で4-0の大勝を飾り、チームの雰囲気は上々。初陣でハットトリックを決めたトーマス・ミュラーは、「ここまですごく良い感じできている」と、手ごたえを口にしている。
 
 興味深いのは、大会直前のアルメニア戦で新規採用した4CB。DFラインに本職がCBの選手を4人も並べた智将ヨアヒム・レーブの奇策だが、ガーナ戦ではどんな策を講じてくるだろうか。
 
 ポルトガル戦で太ももを打撲したマッツ・フンメルスが欠場予定であり、代役には初戦で右SBを務めたジェローム・ボアテングが考えられ、右SBにはスコドラン・ムスタフィが起用される見込みだ。この新鋭のパフォーマンスは大いに注目されるが、もし青さを覗かせるようだと、ガーナに狙い撃ちされるかもしれない。
 
 フィリップ・ラームは引き続きアンカーで起用されるようで、コンディションが万全ではないバスティアン・シュバインシュタイガーとミロスラフ・クローゼはベンチスタートが濃厚と見られている。
 
 なおペア・メルテザッカーがこの試合で、節目の100キャップを刻むことになる。
 
[得点者]3点:ミュラー 1点:フンメルス
[警 告]なし
 
【ガーナの視点】
 
 つま先の負傷でトレーニングを離れていたマイケル・エッシェンはチームに合流。アメリカ戦では71分からの出場となったが、今回はスタメン出場が予想される。初戦で圧倒的な強さを披露したドイツが相手だけに、エッシェン抜きでの戦いは非常に苦しい。
 
 エッシェン同様、アメリカ戦ではスタメンから外れたケビン=プリンス・ボアテングも、ドイツ戦ではスタメン出場が濃厚。ドイツ代表でこの試合にスタメン出場すると予想される実弟ジェロームとの、2大会連続の対決は興味深い。
 
 アメリカに過去2大会での雪辱を許した後には、内紛が起こったとの噂も流れたが、チームはこれを否定している。気持ちを切り替え、絶対に負けられない一戦に臨むことができるか。
 
[得点者]1点:A・アユー
[警 告]1回:ラビウ、ムンタリ
 
◆対戦成績&試合結果
 
ドイツ
2勝
ガーナ
 
2010年6月23日 ガーナ 0-1 ドイツ
1993年4月14日 ドイツ 6-1 ガーナ
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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