【W杯 大会7日目プレビュー 】オーストラリア対オランダ戦

2014年06月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

オランダが以前のスタイルに戻ってオーストラリアに迫る!?

オーストラリアのレジェンドの得点力は今大会も健在。ケイヒルの動きがオーストラリアの命運を決するか!? (C) Getty Images

グループB
オーストラリアオランダ
13:00(日本時間19日1:00)キックオフ
ベイラ=リオ(ポルトアレグレ)
 
【オーストラリアの視点】
 
 チリとの初戦は1-3で敗れたが、ティム・ケイヒルがゴールを奪った35分以降は試合の主導権を握り、アンジェ・ポステコグルー監督が志向する攻撃サッカーの片鱗を垣間見せた。
 
 オランダ相手とはいえ、この一戦では勝点3が求められる。鍵を握るのは、やはりCFのケイヒル。抜群の決定力を誇るこのエースに、どれだけチャンスを供給できるかが試合の成否を分ける。
 
 一方、警戒すべきは、ロッベンの快足を活かしたカウンター。チリ戦でアレクシス・サンチェスに翻弄されたように、オーストラリアの守備陣はスピードに難がある。速攻に対するリスクマネジメントを怠るようだと、苦戦は免れないだろう。
 
 なお右サイドバックのイバン・フラニッチが、ふくらはぎを痛めて出場が微妙とされている。
 
[得点者]1点:ケイヒル
[警 告]1回:ケイヒル、ジェディナク、ミリガン
 
【オランダの視点】
 
 5-3-2(あるいは3-4-1-2)が、この試合でも機能するか興味深い。ボールをキープして攻撃的に向かってくるスペインに対しては、リアクションサッカーの5-3-2がハマったが、また異なるタイプのオーストラリアにも効果を発揮するか。攻撃に厚みをもたらす左右のウイングバックのパフォーマンス、位置取りが鍵を握りそうだ。
 
 守備面に大きな問題はなさそうだが、もし押し込む展開となった場合、引いて守る相手に対していかに決定機を作り出すか、今後のステージに向けての試金石ともなりそうだ。ただその場合、あるいは慣れ親しんだ4-3-3の採用もあるかもしれない。スペイン戦でも、ルイス・ファン・ハール監督は「もし0-1のままだったら、4-3-3を採用していた」と明かしている。
 
[得点者]2点:ファン・ペルシ、ロッベン 1点:デフライ
[警 告]1回:デフライ、デグズマン、ファン・ペルシ
 
◆対戦成績&試合結果
 
オーストラリア
1勝2分け
オランダ
 
2009年10月10日 オーストラリア 0-0 オランダ
2008年9月6日 オランダ 1-2 オーストラリア
2006年6月4日 オランダ 1-1 オーストラリア
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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