「資金を投じる約束がされた」武藤嘉紀にニューカッスルが熱視線! 知将ベニテスが獲得をオーナーに要求!?

2018年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

攻撃陣の活性化を望むベニテス。

ドイツで成果を残した武藤。マインツからレスターへ旅立った岡崎と同様に、イングランドへのステップアップを実現できるだろうか。 (C) Getty Images

 ブンデスリーガで成長したサムライに、プレミアリーグの古豪が熱視線を注いでいる。

 現地時間5月14日、日夜、サッカー界の移籍情報を発信している英国メディア『Talk Sport』は、ニューカッスルがブンデスリーガのマインツに所属する武藤嘉紀の獲得を狙っていることを報じた。

 2015年8月に300万ユーロ(約4億500万円)の移籍金で、FC東京からマインツに加入して3年――。武藤はクラブの主軸として大きく成長を遂げ、今シーズンは、残留争いに巻き込まれたチームにあって、公式戦10ゴールと結果も残した。

 そんな武藤は4月29日のRBライプツィヒ戦後、地元メディアに対し「結果として、たとえ失敗をしたとしてもいい。それでも、機会があるならぜひ挑戦してみたい」と、プレミアリーグ行きの願望を口にし、今夏のマインツ退団を匂わせていた。

 そして、この発言を受けてしきりに報じられるようになったのが、ニューカッスルへの移籍である。

 今シーズン、プレミアリーグに復帰したニューカッスルは、昇格組では最上位の10位フィニッシュと一応の結果を残したものの、一桁順位には届かなかった。

 その主因として挙げられるのが、攻撃陣の決定力不足だ。チームトップの得点者は8ゴールのアジョセ・ペレスで、1月にレスターから引き抜いたアルジェリア代表CFのイスラム・スリマニは、ノーゴールと不発に終わっている。

『Talk Sport』によれば、攻撃陣に不満を抱いているとされるニューカッスル指揮官のラファエル・ベニテスは、クラブオーナーのマイク・アシュリー氏に対し、前線の戦力強化を要求。そのトップターゲットに、武藤を据えているというのだ。同メディアは、次のように現状をリポートしている。

「ニューカッスルは夏の移籍市場が開くのに先んじて、日本代表のストライカー、ヨシノリ・ムトウを注視し続けている。ベニテスは攻撃陣の活性化を求めており、オーナーからも『チームを改善するためならば』と資金を投じることを約束されている」

 その一方で、武藤はマインツと2019年6月までの契約を締結しているため、ニューカッスルが獲得するためには高額の移籍金が発生するとされており、ドイツ紙『Bild』は、「2000万ユーロ(約26億円)以上でなければ、マインツは移籍に応じない」と報じている。

 ブンデスリーガで結果を残し、さらなる成長を期する日本代表の韋駄天は、希望するプレミアリーグへ移籍できるか。今回、彼の動向は大きな注目を集めそうだ。
 
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