【ブンデス2部展望】敵地での「優勝決定戦」に臨むデュッセルドルフ! 原口、宇佐美が栄光をもたらすか!?

2018年05月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝利のみが優勝の条件であるデュッセルドルフ

故障者:ニュルンベルク=リッパート(DF)、アルシ(MF)、エッラス(MF)、ケルク(MF) デュッセルドルフ=ホフマン(DF)、フィンク(MF)、ノイハウス(MF)
出場停止:ニュルンベルク=なし デュッセルドルフ=なし

ブンデスリーガ2部・第34節(最終節)
ニュルンベルク ― デュッセルドルフ
5月13日(日)15:30(日本時間5月13日22:30)キックオフ/マックス・モーロック(ニュルンベルク)
 
ニュルンベルク

前節までの成績:1位 勝点60 17勝9分け7敗 59得点・36失点
デュッセルドルフ
前節までの成績:2位 勝点60 18勝6分け9敗 54得点・42失点
 
注目ポイント
●デュッセルドルフの優勝の条件は敵地での勝利のみ
●守備での安定性を最後まで保つことができるか
●攻撃の中心である原口と宇佐美は集大成を見せられるか
 
 前節、3位ホルシュタイン・キールと1-1で引き分けたため、得失点差でニュルンベルクに首位の座を奪われたデュッセルドルフ。迎えた最終節では、そのニュルンベルクとの「優勝決定戦」に臨む。
 
 最大の目標だった1部昇格は果たしたとはいえ、長く首位を守ってきただけに、それを奪回して終われるか否かで、満足度は大きく異なる。
 
 デュッセルドルフがリーガの覇権を手にするには、勝つしかない。17節の前回対戦では0-2で敗れている相手を、敵地で下すという厳しいミッションを完遂できるか。それが最大の注目点だ。
 
 数字上では攻守両面でニュルンベルクに劣っているデュッセルドルフ。直近7試合で負けなしの相手に対抗するにあたってキーポイントとなるのは、まず守備の安定性である。時折見られる、自陣でスペースを空けたり、マークを緩めたり、といった"悪癖"は禁物だ。
 
 攻撃では、やはり原口元気と宇佐美貴史にかかる責任と期待は大きい。今節は、ラマンを含めたサイドアタッカー3人が2列目に並ぶと予想されており、それぞれの特長を活かすためには、前節途中でも見られたように、宇佐美が中央に入るかたちが採用されると思われる。
 
 日本人コンビは試合ごとに連係プレーの精度も高まり、2人で状況を打破したり、チャンス、フィニッシュまで持ち込んだりする場面も増えてきている。その集大成を、最後の大一番で披露できるか。
 
 チーム状態が良い時には、この2人に、ポストプレーの能力が高いCFヘニングス、積極的に上がるシャウエルテ、ギーセルマンの両SB、ゴールへの意識が高いMFソボットカらがうまく絡んで、分厚く、効果的な攻撃を展開するデュッセルドルフだけに、それが見られるかどうかも楽しみである。

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