「カガワにとって最大の試練」運命のラストゲームを迎える香川真司に独メディアも大注目!

2018年05月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドルトムントは敗れればCL出場権を逃す可能性も

シーズン最後の一戦でラストアピールをはたせるか。香川にとってもドルトムントにとっても重要なゲームだ。(C)Getty Images

 ドイツ・ブンデスリーガは5月12日土曜日、2017-18シーズンの最終節を迎える。ここになんとか間に合わせてきたのが、日本代表MF香川真司だ。所属するボルシア・ドルトムントはホッフェンハイムと対戦。その敵地への遠征メンバーに選ばれたのだ。
 
 2月10日のハンブルガーSV戦で左足首を傷め、およそ2か月半の離脱期間を経て、4月29日のヴェルダー・ブレーメン戦でベンチ入り。だが実戦復帰を果たせずに終えると、その週明けにふたたび患部に痛みが出てリタイヤ。今週火曜日にようやく再合流を果たし、メンバー入りに漕ぎつけたのだ。

 
 ドイツのサッカー専門誌『Kicker』が、このホッフェンハイムvsドルトムント戦のプレビュー記事のなかで、今シーズンのラストゲームに臨む香川をフィーチャー。「ワールドカップ出場危機。カガワにとって最大の試練」と題して、こう書き綴っている。
 
「ついにシンジ・カガワが3か月に及ぶ長期離脱から復帰を遂げそうだ。このシーズンラストのホッフェンハイム戦は、カガワにとってもドルトムントにとっても決定的な一戦となる。日本人アタッカーはロシア・ワールドカップに向けて、日本代表のアキラ・ニシノ(西野朗)監督に存在を示して、23人のメンバー入りへアピールしなければならない。そして現在3位のドルトムントはチャンピオンズ・リーグの出場権確保が至上命題だ。4位ホッフェンハイムとの直接対決で引き分け以上の結果を導き出す必要がある」
 
 チャンピオンズ・リーグの出場権はリーグ4位以内のチームに与えられる。3位ドルトムントの勝点は55で、4位ホッフェンハイムと5位バイヤー・レバークーゼンが52ポイントで追う。ドルトムントは得失点差でやや優位に立つが、最終節で敗れれば出場権を逃してしまうかもしれない。
 
 日本代表のワールドカップに向けた準備も急ピッチで進む。5月18日にガーナ戦(5月30日)に臨む30名程度のメンバーが明かされるが、ここに入っていなければ、同31日に発表が予定されている23名リストにも食い込めないだろう。西野監督はライブ映像で、香川のホッフェンハイム戦でのパフォーマンスをチェックするはずだ。
 

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