クラシコで物議を醸した数々のジャッジについてファンの見解は? スペイン紙がアンケートを実施

2018年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

足裏タックルのベイルは「レッドに値」

ベイルの足裏がウンティティのふくらはぎを直撃! イエローさえ出なかったこのシーン、アンケートでは「レッドに値」という結果に。 (C)Getty Images

 5月6日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第36節、バルセロナ対レアル・マドリーの一戦は、主審の判定が大きな議論を呼んだ。

 スペイン紙『Marca』は7日、とくに話題となったいくつかの判定について、アンケートでユーザーに妥当なジャッジだったかどうかを尋ねている。スペイン語版では約18万人、英語版では約9000人のユーザーが回答した。

 まずは6分、クリスチアーノ・ロナウドが決定機を迎えたものの、オフサイドの旗が上がった場面だ。スペイン語版のアンケートでは、51%がオフサイドだったと回答した。ただ、英語版では59%が「オフサイドではなかった」と答えている。

 次に、前半終了間際にリオネル・メッシがセルヒオ・ラモスに激しくチャージした場面。両者が小競り合いを起こし、メッシにイエローカードが出されたが、このジャッジについてはスペイン語版、英語版ともに、「レッドカードが出されるべきだった」との回答は33%にとどまった。
 
 その一方で、前半アディショナルタイムにガレス・ベイルがサミュエル・ウンティティに背後から足裏タックルを浴びせた場面では、実際はカードすら出なかったものの、スペイン語版では66%が、英語版では59%が、いずれも「レッドカードに値した」との見解を示している。

 実際に退場となったのが、マルセロに手を出してしまったバルサのセルジ・ロベルト。このシーンについては、スペイン語版で63%、英語版で66%と、半数以上が「妥当なジャッジだった」と答えている。

"満場一致"に近かったのが、後半にバルサが追加点を挙げた場面。ルイス・スアレスがラファエル・ヴァランヌと競り合う中でファウルを犯したと騒がれたシーンである。スペイン語版では80%、英語版では79%と、「ファウルだった」との見方が大半を占めた。

 今回のクラシコでは、どちらのチームも主審の判定に泣いたところがあるとの声が少なくない。『Marca』紙のアンケートも、それを裏付ける結果だったと言えるかもしれない。

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