「韓国のメッシ」が衝撃のセリエA初ゴール! “あの選手”以来16年ぶりの快挙

2018年05月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

降格が決定した試合で唯一の光明に。

セリエA初ゴールを挙げたイ・スンウ。ここまで先発は一度もなく、13試合に出場している。(C)Getty Images

 現地時間5月5日に開催されたセリエA36節で、19位のヴェローナはミランに1-4で完敗。昇格から1年での2部降格が決定した。
 
 この試合で唯一の光明と言えるプレーを見せたのが、20歳の韓国人FWイ・スンウだ。57分にブルーノ・ペトコビッチに代わってピッチに入ると、得意のキープ力を駆使して攻撃を活性化する。
 
 迎えた85分だった。味方のCKをミランのフランク・ケシエがヘッドでクリアしたボールを、ペナルティーエリアの外からダイレクトで叩く。強烈なシュートがゴール左に突き刺さった。
 
 バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ち、「韓国のメッシ」と評された逸材は、トップチーム昇格が叶わず、17年の夏にヴェローナへ完全移籍。これがプロ初ゴールとなった。
 
 韓国人選手のセリエAでのゴールは、あのアン・ジョンファン(ペルージャ)が02年1月に挙げて以来、約16年ぶりの快挙。奇しくもその時の相手はヴェローナだった。
 
 来シーズンもヴェローナでプレーするのか、新天地を求めるのかはまだ定かではない。だが、この一撃がさらなる飛躍の第一歩となったのは間違いないだろう。

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