「オオサコは高すぎるんだ!」宇佐美、原口との“日本代表トリオ結成”はやはり幻に終わる!?

2018年05月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

デュッセルドルフ地元紙とクラブ会長は慎重な構え

大迫の新天地はどこになるのか。もちろん、2020年6月まで契約が残るケルン残留の線も消えてはいない。(C)Getty Images

 1FCケルンの日本代表FW、大迫勇也の去就が注目を集めている。
 
 前節のフライブル戦を2-3で落とし、ケルンのブンデスリーガ2部降格が決定。チームの主軸たちが続々と残留表明をするなか、2020年6月までクラブとの契約を残す大迫は、新天地を求めるのではないかと目されている。ハノーファー96、ヴェルダー・ブレーメンとともに有力な移籍先候補に挙がっているのが、1部昇格を決めたばかりのフォルトゥナ・デュッセルドルフだ。
 
 今シーズンの2部リーグではフリードヘルム・フンケル監督の指揮下、ソリッドな守備と切れ味鋭いオープン攻撃を前面に押し出し、快進撃を続けた。宇佐美貴史が昨夏に、原口元気が今冬にそれぞれ期限付き移籍で加わり、重要なロールを担って昇格に貢献。左右両サイドにスタメンで配備され、終盤戦はほぼすべてのゲームで揃い踏みを果たした。

 
 そんなフォルトゥナが、3人目の日本人選手獲得に動いているというのだ。ドイツの老舗サッカー専門誌『Kicker』や全国スポーツ紙『Bild』などが報じたもので、クラブを後方支援する日本企業の存在も大きいと報じている。しかしながら、デュッセルドルフの地元紙『Westdeutsche Zeitung』は、「オオサコは高すぎる!」との見出しを付けて、懐疑的な記事を掲載した。フォルトゥナのロベルト・シェーファー会長のコメントを引用しながら、こう論じるのだ。
 
「ユウヤ・オオサコはおそらく、昇格を決めたフォルトゥナ・デュッセルドルフにはやってこない。木曜日にロベルト・シェーファー会長は訪問先のケルンで我々の取材に応じ、『オオサコとフンケルは1860ミュンヘン時代に良い関係を築いていたようだね。でも、フォルトゥナにとって(大迫の獲得は)実現可能なものではないよ』と答えた。27歳の日本人選手は、2020年までケルンとの契約を残しているが、夏の退団が有力視されている。移籍金はさほどかからないのかもしれないが、サラリーの面でフォルトゥナはオオサコ側のニーズを満たせないだろう。ハノーファーがより現実味のある移籍先と見られている」
 

次ページ原口の周辺もかなり騒がしくなってきた

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事