セリエＡ第36節
ユベントス対ボローニャ
５月５日（土）20:45（日本時間５月６日３:45）キックオフ／アリアンツ・スタジアム（トリノ）

ユベントス
前節までの成績：１位　勝点88　28勝４分け３敗　81得点・22失点
ボローニャ
前節までの成績：12位　勝点39　11勝６分け18敗　38得点・46失点

［注目ポイント］
●リーグ優勝を決める試合になるか（ユベントス）
●故障者が多いユベントスの先発メンバー
●クアドラードのドリブル突破とクロス（ユベントス）
●両利きヴェルディの高精度FK（ボローニャ）
 

　ナポリの結果待ちとはいえ、ユベントスのセリエA優勝へのカウントダウンが始まった。

　前節、インテルとのイタリア・ダービーで劇的な逆転勝利を収めたユーベは、２位ナポリとの勝点差を再び「４」とした。５日の36節ボローニャ戦で勝利し、その翌日に試合を行なうナポリがトリノに敗れると通算34回目のリーグ優勝が決まる。

　チャンピオンズ・リーグでは準々決勝でレアル・マドリ―に惜敗し、さらにセリエAでは34節ナポリとの大一番で試合終了間際にゴールを決められ敗戦するなど苦しい試合が続いたユーベだったが、インテルとのダービーで勝利したことでチームは勢いを取り戻した。

　対戦するボローニャとは、直近６試合で５勝１分けと相性が良く、ユーベが試合をコントロールしながら攻め込み、ボローニャが守備を固める展開が予想される。

　そのユーベで注目なのがインテル戦で右サイドバック起用され、先制アシストやドリブル突破でチームの勝利に貢献したファン・ギジェルモ・クアドラードだ。

　堅実な守備と運動量が持ち味のシュテファン・リヒトシュタイナーやマッティア・デ・シリオとは異なるプレースタイルで右サイドから多くのチャンスを作ったコロンビア代表は、局面を打開する攻撃能力で突出している。

　一方、ボローニャはチーム内得点王のシモーネ・ヴェルディの両足から放たれる高精度のFKに期待したい。そのために３トップの中央に位置するCFロドリゴ・パラシオがユーベのDFを相手にどこまでボールを収めて起点となれるかもポイントとなるだろう。