【東京V】「自分が決めてもチームが勝たなければ…」林陵平の復帰後初ゴールも虚しく4失点の大敗

2018年05月03日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「チームが気落ちしてしまった」林が挙げた課題はメンタル面。

FWジャン=ケビン・オギュスタン(ライプツィヒ)がモデルのゴールパフォーマンスを披露する東京Vの林陵平。写真●滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J2リーグ12節]東京V1-4町田/5月3日/味スタ
 
 生粋の東京V下部組織育ちが再び緑のユニホームに袖を通し、復帰後初ゴールを決めた。
 
 その得点が生まれたのは14分、渡辺皓太の縦パスを受けた林陵平がペナルティアーク内から鋭いシュートをゴール右隅に叩き込んだ。「ダイアゴナルに動いて、足元にパスが入って少し浮いたのでボレーシュートでいきました」と振り返る林にとって、このゴールは記念すべき移籍後初ゴールだった。
 
「僕自身、9年ぶりに帰ってきて常に得点を取りたいと思っていたので、またこの味スタで取れたことは良かった。でもチームスポーツなので自分が決めてもチームが勝たなければ意味がない」と話すように、チームはその後4点を奪われ1-4の大敗。守備が崩壊した東京Vは前節の大宮戦に続き2連敗を喫した。
 
 敗戦の要因について林は、「先制点を取ってから同点にされるまでが短すぎた。やっぱり先制してからの試合運びを大事にしていかなければならなかった。早く失点してしまってチームが気落ちしてしまったかなという部分は感じました」とメンタル面の不安定さを課題に挙げた。
 
 ただ次の試合は中2日、落ち込んではいられない。
 
「切り替えられる時間も短いので、明日からはチームでしっかりと話し合って、それをしっかり体現できるようにやっていきます」
 
 悲願のJ1昇格を目指す東京Vは現在7位。次節は6日、13位・金沢とホームで対戦する。

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