「1億ユーロの価値もない」「あの審判の中身はゴミ箱」サッカー界の注目コメント集

2018年05月03日 遠藤孝輔

お騒がせ男がジダンの発言を受けて皮肉めいた調子で一言。

バルセロナは4月29日に行なわれた35節のディポルティボ戦に勝利してリーグ優勝を決めた。R・マドリ―の選手たちが6日のクラシコで花道(パシ―ジョ)を作るのか注目だ。(C)Getty Images

≪注目のコメント①≫
「フー、今夜は眠れないな」
発言者:ジェラール・ピケ(バルセロナ/スペイン代表)
 
 リーグ制覇が決まったチームに対し、対戦相手が花道(パシージョ)を作るのがリーガの習わしだ。しかし、レアル・マドリーのジダン監督は優勝濃厚な宿敵との一戦(36節)で慣例に従わない意向を示している。それを聞いたバルサのCBが皮肉めいた調子でポツリ。ライバルへの挑発的な言動が多いお騒がせ者も、今回ばかりは余裕綽々といった様子だ。
 
≪注目のコメント②≫
「ズラタンを与えたまでさ」
発言者:ズラタン・イブラヒモビッチ(LAギャラクシー/元スウェーデン代表)
 
 役者が違う。ロサンゼルスFC戦で鮮烈なボレーによる同点弾&頭での決勝点をマークし、4-3の勝利に大きく貢献。新天地で華々しくデビューした男から新たな名言が飛び出した。自身の出場を求めるファンの期待に応えただけ――。それを洒落っ気たっぷりに表現したイブラらしい言葉だ。
 
≪注目のコメント③≫
「あの審判の中身はゴミ箱だ」
発言者:ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス/イタリア代表)
 
 怒り心頭に発したのは、レアル・マドリー戦の93分に発生したPKの判定が納得いかなかったから。猛抗議で一発退場となった40歳は、試合後も矛を収めずに「あるのは心じゃない」と主審を責めた。おそらくは自身最後のチャンピオンズ・リーグ。その掛け替えのない舞台で微妙なジャッジが敗戦の決定打になり、さすがのレジェンドも我を忘れてしまったかもしれない。
 
 
≪注目のコメント④≫
「1億ユーロの価値はない」
ホルヘ・バルダーノ(元レアル・マドリーGD)
 
 レアル・マドリーのOBが批判を展開した。その矛先はベイル。前日のマドリード・ダービーでアシストを記録していたが、往年の名手には物足りなく映っているようで、加入時の移籍金を持ち出しながら辛辣な意見を述べた。今夏の退団も噂されるレフティーとしては意地でも見返したいところだろう。


文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2018.5.3号より加筆・修正

 
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