「友情という豊かさは永遠だ」フェルナンド・トーレスに捧げる”闘将”ドゥンガの金言

2018年05月03日 遠藤孝輔

心と心の結びつきは永遠に消えない—―。

相思相愛のA・マドリ―から退団することを決めたF・トーレス(右)。それに対してクラブは5月20日のリーグ最終節、本拠地でのエイバル戦で退団セレモニーを実施すると発表した。(C)Getty Images

≪注目のコメント≫
「辛いよ、二度もサヨナラするのは」
 
発言者:フェルナンド・トーレス
(アトレティコ・マドリー/スペイン代表)
 
 17歳でデビューする前から自身の成長を見守ってくれ、15年冬に7年半ぶりの復帰を果たした際は、まるで我が子を迎えるように温かく受け入れてくれた。そんな心のクラブ、アトレティコ・マドリ―からの退団が決まったベテランが悲しみに暮れている。だが、これでキャリアの幕を閉じる気はない。代理人曰く、アメリカか中国に戦いの場を移すようだ。
 
≪F・トーレスに捧げる"金言"≫
「友情という豊かさは永遠だ」
発言者: ドゥンガ(前ブラジル代表監督)
 
 闘将として鳴らした往年のボランチの名言だ。物質的な豊かさはなくなるもの。しかし、心と心の結びつきは消えない――。相思相愛の関係を築き上げたアトレティコ・マドリ―と"エル・ニーニョ"(神の子。F・トーレスの愛称)の絆も切れないはずだし、再会する日は必ずやって来るだろう。新たな旅に出んとするF・トーレスの奮起に期待したい。
 
文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2018.5.3号より加筆・修正
 
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