「いまや切り札だ!」「圧巻の存在感」宇佐美&原口の日本代表コンビを独紙が絶賛!

2018年04月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

早ければ次節にも昇格が、さらには2部優勝が確定

開始7分の先制点に沸くフォルトゥナの選手たち。この日は原口(中央)も宇佐美(右端)も得点に絡み、チームの3-0快勝に貢献した。(C)Getty Images

 チームの連敗を止めたのは、日本代表が誇る強力デュオだ。
 
 日曜日に開催されたドイツ・ブンデスリーガ2部の31節、フォルトゥナ・デュッセルドルフvsインゴルシュタットの一戦は、3連敗で急停止を余儀なくされていたホームチームが3-0の快勝を収めた。そのゲームで活躍が際立ったのは、宇佐美貴史と原口元気の日本代表コンビだ。
 
 まず輝きを放ったのは、原口だ。7分、素早いリスタートから左サイドを打破すると、正確な中央への折り返しでルーベン・ヘニングスの先制点をお膳立てする。続いては宇佐美だ。39分に右CKのキッカーを担い、ニコ・ギールセマンの頭にドンピシャで合わせ、こちらは2点目を演出した。

 
 左の原口、右の宇佐美の両翼はフォルトゥナ攻撃の急先鋒となり、とりわけこの日は原口が多くの決定機に絡んだ。残念ながら先制点以降は得点に絡めなかったものの、地元紙『Rheinische Post』は「ゲンキ・ハラグチは積極果敢に敵陣へ踏み込んだ。圧巻の存在感を示し続けた」と評している。
 
 かたや宇佐美は、チームに貴重な3点目をもたらした。65分、同じく右CKからふたたびギールセマンのストロングヘッダーを引き出すと、これがゴールポストに当たり、こぼれ球をロビン・ボルムートが押し込んだのだ。『Rheinische Post』紙は「セットプレーが鍵を握り、タカシ・ウサミのキックが脅威となった。いまやフォルトゥナの切り札となりつつある」と称えた。
 
 世界中のゲームを随時データ解析しているサッカーサイト『Who Scored?』は、宇佐美と原口にそれぞれ10点満点中「8.2」という採点を付けた。これは両チームを通じ、先制ヘッドを決めた左SBギールセマンの「9.1」に次ぐ高評価となっている。
 
 連敗を3で止め、2位ニュルンベルクとの勝点差をふたたび5に広げたフォルトゥナ。早ければ次節にも昇格、さらには2部優勝が確定する。ふたりの日本人アタッカーを旗頭に、いよいよ歓喜へのカウントダウンが始まった。

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