プレミアリーグが公式に“アシスト王”を認定すると発表! 気になる上位はシティ勢の独占状態で…

2018年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「得点王」と「無失点王」に続く3番目のアワードに

破壊的な攻撃力を誇るシティ。その急先鋒であるデ・ブルイネ(右)が15アシストで首位を走り、僚友シルバ(左)は11アシストで3位に付ける。(C)Getty Images

 現地時間4月18日、イングランド・プレミアリーグがオフィシャルリリースを発した。これまでその回数こそカウントしていたものの、個人タイトルに認定していなかった"アシスト王"を表彰するというのだ。正式名称は「プレーメーカー賞」で、得点王の「ゴールデンブーツ賞」、もっとも多くのクリーンシートを達成したGKに贈られる「ゴールデングローブ賞」に並ぶ、3番目の個人アワードとなる。
 
 個人賞をスポンサードするのは、英国の菓子・飲料メーカー『キャドバリー』。シーズン終了後に受賞者を招いて開催されるセレモニーが有名で、抽選で選ばれた一般のファンが選手に直接トロフィーを手渡すプレゼンターを務めるのも特徴的だ。つまりその当選者が3名に増えるということで、ファンを大いに喜ばせている。
 
 同社アンバサダーのティエリ・アンリは「もちろんファンの多くはゴールを期待するのだろうけど、アシストする者がいなければゴールは生まれないわけだからね」と話し、「キャドバリーがそこにスポットライトを当てるのは本当に素晴らしいこと。実は僕はゴールよりアシストを決めるほうにより喜びを感じていたんだ」と、意外な真実(?)を明かした。
 
 ちなみにアンリは、プレミアにおける歴代最多アシスト記録(1シーズン)を持っている。2002-03シーズンにマークした20アシストで、この年はゴール数も24という離れ業をやってのけた。

 
 なお英サッカー専門誌『Four Four Two』が「もっと早く採用されていれば栄華を極めたのに……」と憐みの言葉を贈ったのが、アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジルだ。3月11日のワトフォード戦では、史上最速141試合での通算50アシストを達成。2015-16シーズンにはアンリの大記録に肉薄するシーズン19アシストをマークしていた。
 
 さて、気になるのが栄えある第1回受賞者だが、なんと上位3名はすべてマンチェスター・シティ勢で固められている。破壊的な攻撃力を誇示したチャンピオンがこんなところでも猛威を振るっているのだ。ただ、シーズンはまだ4~5試合残されており、逆転のチャンスは十分にある。
 
 以下が、4月18日現在のプレミア・アシストランキングTOP10だ。
 
1位:ケビン・デ・ブルイネ(マンチェスター・C) 15アシスト
2位:リロイ・ザネ(マンチェスター・C) 12アシスト
3位:ダビド・シルバ(マンチェスター・C) 11アシスト
4位:デル・アリ(トッテナム) 10アシスト
5位:クリスティアン・エリクセン(トッテナム) 9アシスト
5位:ヘンリク・ムヒタリアン(アーセナル) 9アシスト
5位:ポール・ポグバ(マンチェスター・U) 9アシスト
5位:モハメド・サラー(リバプール) 9アシスト
9位:パスカル・グロス(ブライトン) 8アシスト
9位:リャド・マハレズ(レスター) 8アシスト
9位:メスト・エジル(アーセナル) 8アシスト
9位:ラヒーム・スターリング(マンチェスター・C) 8アシスト
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