いわく付きドロー決着の豪州と再戦へ!! なでしこ高倉監督、胸中を語る!

2018年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「引き分けが続いていたので90分以内で決着をつけたいという気持ちで」

なでしこジャパンを決勝に導いた高倉監督。アジア連覇まで、あと1勝と迫った。(C) Getty Images

[女子アジアカップ]日本3-1中国/4月17日/ヨルダン
 
 なでしこジャパンが連覇へ王手を懸けた。
 
 39分に絶妙なファーストタッチで前を向いた岩渕真奈が強烈な左足のシュートを決めて先制。後半は相手の反撃に対して、熊谷紗希を中心とした堅守で応戦すると、終盤には途中出場の横山久美が2得点を挙げ、3対1で勝ち切った。


 苦闘が続いたグループステージのうっ憤を晴らすような快勝劇。試合後、フラッシュインタビューに応じた高倉麻子監督は、「とにかくアグレッシブに戦いたいという想いはありましたし、引き分けが続いていたので、しっかり90分以内で決着をつけたいという気持ちで臨みました」という言葉で、この一戦に懸けていた想いを表現した。
 
 中国戦ではグループステージ最終節のオーストラリア戦から先発5名を入れ替え。さらに、これまでの基本布陣だった4-4-2ではなく、4-2-3-1で臨んだ点については、「ウチはどの選手が出てもチーム力は落ちないと思っていますし、試合によって少し味をつけるために、いろんな並びを考えて、今日は自信を持って選手を送り出しました」と、選手たちへの信頼を口にした。
 
 そして決勝の相手は、3日前の対戦で引き分けに終わっているオーストラリア。次ラウンド進出を優先しての対応とはいえ、ボール回しに終始したラスト5分の戦いぶりは、チームにとっても好ましいものではなかったはずだ。
 
 高倉監督は決戦へ向けて、「(オーストラリアは)アジアの中で本当にチーム力が高い。私たちも一戦一戦、成長していると思いますし、思い切ってぶつかって、しっかり決着をつけたい」と語り、アジア連覇の懸かる決勝の舞台へ強い意気込みを示した。
 
 決勝は、4月20日20時(日本時間21日2時)にキックオフされる。

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