【バルサ×バレンシア展望】勝利の鍵を握るメッシ、エースが沈黙すればローマ戦の二の舞も…

2018年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

バレンシアは9戦無敗と絶好調。

故障者/バルセロナ=ディーニュ(DF) バレンシア=コクラン(MF)
出場停止/バルセロナ=なし バレンシア=なし

リーガ・エスパニョーラ第32節
バルセロナ - バレンシア

4月14日(土)16:15(日本時間23:15)キックオフ/カンプ・ノウ(バルセロナ)

バルセロナ
前節までの成績:1位 勝点79 24勝7分け0敗 79得点・16失点
バレンシア
前節までの成績:3位 勝点65 20勝5分け6敗 59得点・31失点

[注目ポイント]
●CL敗退のショックから立ち直れているか(バルセロナ)
●メッシのコンディションは?(バルセロナ)
●ローマ戦で3失点を食らった守備の修正は?(バルセロナ)
●絶好調ロドリゴ、6試合連続ゴールなるか(バレンシア)
●直近5試合で1失点と鉄壁を誇るDF陣(バレンシア)
 
 ローマ相手に3点のリードを守り切れず、チャンピオンズ・リーグからの撤退を余儀なくされたバルセロナが、23節以降の9試合を無敗(8勝1分け)で切り抜け、ついにレアル・マドリーをかわして3位に浮上した好調バレンシアをホームに迎え撃つ。

 心に深い傷を負ったいわば"手負い"のホームチームは、敗退のショックからどの程度立ち直れているのか。リーガの優勝をほぼ手中に収め、コパ・デル・レイでもすでに決勝進出を決めているバルサの面々にとって、CLは最大のモチベーションとなっていたはず。それだけに、今回のローマ戦の結果は簡単に受け入れられるものではないだろう。

 バレンシア戦勝利の鍵を握るのは、リオネル・メッシのコンディション。いまのバルサは、メッシの力を最大限に引き出すことを目的として作られているだけに、このエースが沈黙すれば、先のローマ戦の二の舞も十分あり得るだろう。加えて、ローマの縦一本のシンプルな攻撃に振り回され続けた守備陣に、エルネスト・バルベルデ監督がどのような修正を施すかも注目したいポイントだ。

 逆にバレンシアとしては、このチャンスを逃す手はない。1月末から2月上旬にかけて、公式戦6連敗と低空飛行を強いられたチームは、その不振から完全に抜け出し、9戦無敗と乗りに乗っている。この勢いを駆って、是が非でも首位チームに土をつけたいところだ。

 とりわけ、スペイン代表にも定着しつつあるFWのロドリゴは、5試合連続でゴールを奪うなど絶好調で、守護神ネトを軸とした最終ラインも、直近の5試合をわずか1失点に抑えている。早い時間帯に――バルサが本調子を取り戻す前に――先制点を奪えれば、勝点3を持ち帰ることも難しくないだろう。

 13節のメスタージャでの対戦は1-1の引き分けに終わり、コパ・デル・レイの準決勝ではホームとアウェーの両方でバルサが勝利を収めたこのカード、はたして、今シーズン4度目の対戦はどちらに軍配が上がるのか。試合は日本時間の4月14日23時15分にキックオフとなる。
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