元日本代表DF、秋田豊が西野新監督を直撃!「攻撃的な挑戦か、守備的に勝ちにいくのか」

2018年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どんな相手でも勝機はかならずどこかにある」

なかには「?」な質問もあったが、最後まで丁寧に答え続けた西野新監督。新たなチャレンジをスタートさせた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 4月12日、日本サッカー協会で臨時理事会が開かれ、西野朗新監督を旗頭とする新生日本代表のコーチングスタッフが認可された。その後、新指揮官は記者会見に臨んだ。
 
 いつものポーカーフェイスを維持したまま、報道陣の矢継ぎ早な質問に丁寧に回答。そんななか、いまや代表監督会見でお馴染みとなっている質問者が今回も手を挙げた。元日本代表DFの秋田豊氏である。テレビ東京のサッカー番組『FOOT×BRAIN』にレギュラー出演しているストロングヘッダーは、「テレビ東京の秋田です」と名乗り、こう質問を投げかけた。
 
「日本の立ち位置としたら、32チーム中、世界ランクは55位なので下位になります。西野監督はこれまで攻撃的なサッカーも守備的なサッカーも両面やってこられたと思います。今回は攻撃的なサッカーでチャレンジするのか、守備的なサッカーで勝ちにいくのか、どちらを選択されますか?」

 
 じっと1点を見つめてニコリともせず、63歳の名将はこう言葉を紡いだ。
 
「ゲームというのはいろんな状況がありますし、オフェンシブに戦える時間帯もあれば、総合的なチーム力によってディフェンシブな戦いが強いられる時間帯もある。そのなかでも、常に勝機を求めていくということです。ゲームをコントロールできなくても、ここぞというところで勝負にいく全体的な意識。これはスタートメンバーだけではなく、戦術の変更やメンバーのスイッチのなかで考えていきたい。当然攻撃的な思考を求めて、得点を生むゲーム展開にしたいですが、スカウティングやウイーク、ストロングがどこにあるのかを見ながら、できればオフェンシブな戦いをやっていきたい。選手にもそういうスピリットでゲームに入ってもらいたいですね。どんな相手でも勝機はどこかにあるので、統一感のあるゲーム運びが大事になる。FIFAランキングがそのまま入らないのがこの世界。対戦国が日本はいろんなことを仕掛けてくる、やりにくいと感じさせる場面が増えれば、そういう(勝機を掴める)確率も挙がってくるのではないかなと思う」
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