【ブラジルW杯】ブラジル対クロアチア戦プレビュー

2014年06月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ブラジルの最大の敵は開幕戦&開催国のプレッシャーか。

戦力的には何ら穴のないセレソン。内なる敵を打ち倒すためにスコラーリ監督の果たす役割は決して小さくない。 (C) Getty Images

グループリーグA
ブラジルクロアチア
17:00(日本時間13日5:00)
サンパウロ・アレーナ(サンパウロ)
 
【ブラジルの視点】

 開幕戦を前にブラジルには怪我人もなく、順調な仕上がりを見せている。

 攻守ともに戦力値ではクロアチアを圧倒しているブラジルにとって、敵は開幕戦&開催国のプレッシャーか。ワールドカップ経験者がジュリオ・セーザルしかいない(チアゴ・シウバは前回控え)のも不安材料と言えるかもしれない。

 経験豊富なルイス・フェリペ・スコラーリ監督が、いかにW杯初出場組のプレッシャーや緊張を緩和できるがカギだ。
 
【クロアチアの視点】

 試合に先駆け、ニコ・コバチ監督は「ネイマール対策に時間を割いてきた」と語っており、いかなるプレーを見せるかが注目される。

 また「引いて守らず、積極的に打って出る」とも語っているが、実力で明らかに上のブラジルに対し、どこまで持ち前の攻撃スタイルを貫けるか。強みはルカ・モドリッチ、イバン・ラキティッチ、マテオ・コバチッチという2セントラルMF+1トップ下の中盤センター。ここでオスカール、パウリーニョ、グスタボと互角の戦いができれば、チャンスが出てくるかもしれない。

 エースのマリオ・マンジュキッチが予選プレーオフ第2戦で退場処分を受けており、ブラジル戦は出場停止となるのは痛い。代役はニキチャ・イェラビッチかアンテ・レビッチが有力とされている。

 左SBのダニエル・プラニッチが6月6日のオーストラリア戦で足首を痛めており、代わりに守備的なドマゴイ・ヴィダか攻撃的なシメ・ヴルサリコのいずれかが起用されると見られる。
 
 
◆対戦成績&試合結果
 
ブラジル
1勝1分け
クロアチア
 
2006年6月13日 ブラジル 1-0 クロアチア
2005年8月17日 クロアチア 1-1 ブラジル
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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