「慎重な方」田嶋会長が語る新監督・西野朗の実像

2018年04月09日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

チームを最後までサポート。だから「西野さんを選びました」

大役を引き受けた西野氏。低迷する代表チームを蘇らせるか。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 4月9日、日本サッカー協会は会見を開き、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約解除を発表。そして後任監督として、現・技術委員長の西野朗氏を抜擢した。
 
「新しい監督には、内部からの昇格しかないと考えました。たった2か月しか、ワールドカップまでに時間がないということ。それを考え、内部でこのチームを一番見てきた方である西野氏を、監督にすることを決定しました」
 
 会見に臨んだ田嶋幸三会長は、さらに新監督の指導者としてのこれまでのキャリアを次のように紹介した。
 
「アトランタ・オリンピック、柏レイソル、ガンバ大阪、ACLでの戦いと、様々な国際経験を積んできていらっしゃいます」
 
 もちろん、協会スタッフとしての貢献度も高く評価している。「例えばチーム内で足を引っ張るのではなく、技術委員長としてチームを最後までサポートすることに徹してくれていた」。だから「私は西野さんを選びました」。
 
 監督就任を打診したのは、先週のこと。大役をオファーされた西野氏について、田嶋会長は「慎重な方で、いろんなことを考えて結論を出してくれました」という。
 
 協会トップから厚い信頼を寄せられる西野新監督。低迷する代表チームをいかに蘇らせるか。その手腕が楽しみだ。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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