【神奈川ダービー|この一枚】40歳でもこの迫力! 中澤佑二の渾身ヘッド!

2018年04月09日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

チームを勢いづかせる値千金の一発

ユン・イルロクのCKを得意のヘッドでねじ込んだ中澤。「良いボールが来たし、(シュートが相手に当たる)運も重なったけど、どんな形であれ、点を獲れたのは良かった」。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ第6節]横浜1-1川崎/4月8日/日産ス
 
 今季初となる横浜と川崎の"神奈川ダービー"は、横浜のホーム、日産スタジアムで開催された。
 
 この日のマッチデープログラムの表紙を飾ったのは、中澤佑二。同誌のインタビューで、中澤はこんなことを語っている。
 
「相手のセンターバックが脅威に感じるようなプレーを増やさなければいけないし、それができれば得点数も増えていくと思います。ゴールという結果を出すことで、ポゼッションも意味のあるものになりますから」
 
 チームの攻撃面について言及しているが、"相手のセンターバックが脅威に感じるようなプレー"を、中澤は身を持って示してみせた。
 
 0-1で迎えた61分、CKのチャンスに渾身のヘッドで同点弾をねじ込む。中澤のマークについていたのは、川崎のセンターバック、谷口彰悟。改めて言うまでもなく、日本代表時代にも多くのゴールを決めてきた中澤の実力を持ってすれば、セットプレーでも十分に脅威を与えることができる。
 
 シュートは敵DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれるラッキーな形ではあったが、チームを勢いづかせる値千金の一発だった。
 
「ユン(・イルロク)が良いボールを蹴ってくれたので、合わせる側としてはしっかりと、最低限、シュートで終わる形に持っていきたかった」(中澤)
 
 敗戦から救う価値ある今季初ゴール。40歳という年齢を微塵も感じさせないド迫力のヘディングシュート。本気でリーグ優勝を見据えている男が、横浜を力強くけん引している。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【PHOTO】横浜×川崎の『神奈川ダービー』を彩った美女サポーターたち!

【横浜 1-1 川崎 PHOTO】どよめく日産スタジアム!激闘の神奈川ダービーは中澤、家長のゴールでドロー!

次ページ【画像】中澤佑二の渾身ヘッドの決定的瞬間はこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事