“エジプト王”サラーの逆転弾を英紙が激賞!「無慈悲な一撃」「王朝を築こうとしている」

2018年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

怒涛のゴールラッシュを決め込んでいる“エジプト王”。

逆転弾を決めてチームを勝利に導いたサラーを、英紙は褒めちぎった。 (C) REUTERS/AFLO

 リバプールで覚醒した"王様"の勢いが止まらない。
 
 現地時間3月31日にプレミアリーグ第32節が行なわれ、3位のリバプールは、敵地に乗り込んで16位のクリスタル・パレスと対戦。見事に2-1の逆転勝利を挙げたが、アウェーチームは13分にPKから失点し、出鼻を挫かれていた。
 
 先手を取られたリバプールは、49分にサディオ・マネのゴールで追いついたものの、その後はクリスタル・パレスの反撃を受け、満足に攻めることができずに刻一刻とタイムアップの時が迫っていた。
 
 そんななか、土壇場の84分に輝きを放ったのは、やはりモハメド・サラーだった。
 
 右サイドからのアレックス・チェンバレンのクロスをファーサイドでアンドリュー・ロバートソンがダイレクトで折り返すと、これをゴール前で受けたサラーが左足のトラップから素早く右足に持ち替えてゴール左へ流し込んだ。

 2試合連続となるゴールでチームを勝利に導き、千両役者となったサラーは、「大事なことは、チームが勝点3を手にしたことさ」と、試合後のトラッシュインタビューで謙虚に語ったが、今節のゴールで作った記録は偉大なものである。
 
 英国メディア『Sky Sports』によれば、サラーが今シーズンに公式戦で挙げたゴールは37となり、1995-96シーズンにロビー・ファウラーが記録していた36ゴールを超え、リバプールの選手が1シーズンに挙げた公式戦得点記録を更新した。
 
 クラブのレジェンドに並んだエジプト代表の韋駄天に、英国メディアは賛辞を浴びせた。

 英紙『The Gurdian』が「84分にリバプールは勝ち越しに成功した。得点者? サラーの他に誰がいる? 彼のフィニッシュは、その才能を強調するものだった。静かで、クリスタル・パレスにとっては無慈悲な一撃だった」と綴れば、地元紙『Liverpool Echo』は次のように褒めちぎった。
 
「サラーは、記録帳を書き換え続けている。彼はもはや、世界のスターの一人だ。アフリカ人選手としては、ドログバと同じ領域にある。『ボックス内の騎士』や『エジプト王』まで様々な愛称を持っているが、本当に彼は、アンフィールドで王朝を築こうとしている。その限界はいまだ見えない」
 
 レジェンドの領域に達しつつあるサラー。はたして、このゴールラッシュはどこまで続くのか? 王様のパフォーマンスから目が離せない。

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