“横浜デビュー”のカメルーン代表MFブマル、Jの印象に淡々と「どこの世界のサッカーも同じ」

2018年03月31日 橋本啓(サッカーダイジェスト)

「強度も高く試合を進められたと思う」

横浜へ加入後、初出場したカメルーン代表MFブマル(20番)。スピーディなドリブルを披露するなど、存在感を示した。写真:徳原隆元

[J1リーグ5節]清水0-1横浜/3月31日/アイスタ

 遼寧宏運(中国)から加入した新助っ人、カメルーン代表MFオリヴィエ・ブマルが"横浜デビュー"を飾った。

 4-3-3の右ウイングでスタメン出場したブマルは、立ち上がりから積極的にボールに関与。スピーディーなドリブルで縦や中央へ仕掛けるだけでなく、献身的にボールを追い力強いディフェンスも見せた。

 懸念されたコンディションに関してもあまり問題を感じさせず、清水の松原と激しいマッチアップを繰り広げるなど、対人戦での強さも発揮。61分にピッチを去るまで、まずまずの存在感を示した。
 パナシナイコス(ギリシャ)やアストラ(ルーマニア)など、欧州各国リーグでのプレー経験もある28歳のMFは「強度も高く試合を進められたと思う」とデビュー戦を回顧。初めてJでプレーしてみた印象については「ひとつ言いたいのは、どこの世界のサッカーも同じだということ」と、淡々と語るだけにとどめた。

 どこか不気味な匂いが漂うブマルについては、ポステコグルー監督も「ボールを持った時には危ない選手だということを感じさせることができた」と評価。そのポテンシャルに期待が持てる新助っ人だと言えそうだ。

取材・文●橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)

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