W杯出場に危険信号!? 英専門誌が「ロシアに行けなさそうな大物10傑」を選出

2018年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

フッキやイカルディら大物CFの名前も

2016年から中国でプレーを続けるフッキ。その間にセレソンは縁遠いものになってしまっている。 (C) SOCCER DIGEST

 ロシア・ワールドカップの開幕がおよそ2か月後に迫り、出場32か国の代表選手たちは、本大会のメンバー入りを果たすべく、日々アピールを続けている。
 
 一方で、崖っぷちに立たされている選手たちがいるのも確かだ。怪我によるコンディション不良やクラブでのパフォーマンス、代表監督との確執や意見の食い違いなど、その理由はさまざま。本大会行きに"危険信号"が灯っている大物は意外と多い。
 
 英国のサッカー専門誌『FourFourTwo』は、この3月下旬に行なわれた国際Aマッチの最新情報を踏まえて、本大会行きが危うくなっている選手たちをピックアップ。「ワールドカップに出られないかもしれない10人のスター」と銘打ち、特集記事を組んだ。世界的なネームバリューを得ながら、ロシア行きに暗雲が垂れ込める選手たち。とりわけ大きく扱われているのが、3人の実力派ストライカーだ。


 
 まずは、インテルに所属するアルゼンチン代表FWのマウロ・イカルディ。今シーズンのセリエAで22得点をマークしている大型CFも、リオネル・メッシやセルヒオ・アグエロ、ゴンサロ・イグアインなど名うての点取り屋が揃う同代表のFW争いでは、6番手に甘んじている。同誌はイカルディの実力を評価しつつも、「ベンチに置くにはあまりある存在で、オプションを持たない現状のままでは、サンパオリ(代表監督)が彼を除外するのは致し方ない」としている。
 
 同誌が次に紹介したのは、中国の上海上港に所属するブラジル代表FWのフッキだ。
 
 2016年7月にロシアの強豪ゼニトから広州恒大に移籍。「カネのために中国へ渡った選手」と辛辣に皮肉ったうえで、ロシアW杯に到達できない理由をこう説明した。
 
「彼の中国移籍の動機は決してオールグリーンではない。いまや欧州復帰の可能性はきわめて小さくなった。確かに彼は4年間に渡って日本でプレーし、アジアはスターとしての礎を築いた場所であり、その選択は理解できなくはない。しかし、上海行きはフッキのキャリアを間違いなく狭めた。今のブラジル代表には彼よりも若く、力のあるアタッカーが揃っているのだから」

 

次ページ10人に対する辛辣かつユニークな評価。

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