【水戸】40歳でJリーグ初挑戦! 大宮で通訳、ブラジルでコーチ…異色の経歴を持つ遅咲きのルーキーが誕生

2018年03月31日 サッカーダイジェスト編集部

『40歳でJリーガーになる』という『無謀』な挑戦は、今日から『希望』へと変わりました」

クラウドファンディングを活用しながら、Jリーガーを目指していた安彦考真。練習でのプレーが認められ、夢を叶えた。写真提供:水戸ホーリーホック

 3月31日、J2の水戸ホーリーホックはFW安彦考真(あびこ・たかまさ)の加入を発表した。
 
 現在40歳の安彦は、神奈川県の新磯高校を卒業後、ブラジルのグレミオ・マリンガ、エドゥサッカーセンター、神奈川県社会人リーグのブレッサ相模原、関東2部のエリース東京などでプレー。ブラジルでのコーチ経験のほか、大宮アルディージャで通訳を務めたこともある。
 
 クラブ公式サイトに掲載されている安彦のコメントは以下の通りだ。
 
「水戸ホーリーホックサポーターの皆様、そして僕を支えてくれている仲間たちへ、本日水戸ホーリーホックの選手として加入することが決まりました、安彦考真です。多くの賛否を受けながら『40歳でJリーガーになる』という『無謀』な挑戦は、多くの方の支援と理解のもと、今日から『希望』へと変わりました。この挑戦を受け入れてくれた水戸ホーリーホックに心から感謝をすると共に、ピッチ内外での献身と貢献を誓います。
 
『自分の人生に本気になる覚悟を持つ』簡単ではないがやってできないことはない。どんなことも否定から入らず、チャレンジをし続けることで人は成長すると思います。水戸ホーリーホックがJ1昇格することは無謀でしょうか。僕は全くそうは思いません。今ある『一体感』とここから更に高まる『覚悟』があれば、きっと成し遂げることができるはずです。僕はその一端を担うことを約束します。
 
 最後に、サッカー選手になりたい子どもたちへ! サッカーを楽しむことを忘れないでください!大好きなサッカーを思いっきり楽しんでください! 悩んだり迷ったりしたら、城里町「アツマーレ」やケーズデンキスタジアム水戸に足を運んでください! 最高にサッカーを楽しんでいる水戸ホーリーホックの選手達を観てパワーをもらってください!
 
 失敗を恐れず、希望を信じて、前に進んでいきましょう!」
 
 熱く想いを語った安彦は、水戸でのプレーがJリーグ初挑戦となる、クラウドファンディングで活動費を募るなど、斬新な発想を持つ男はJの舞台に爪痕を残せるか。昨年からの練習参加を経て、「『40歳でJリーガーになる』という『無謀』な挑戦」を叶えたストライカーに要注目だ!
 
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