孫のイングランド代表デビューで“おじいちゃん”が大金をゲット! 一体なぜ?

2018年03月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

最高の“おじいちゃん”孝行をしたL・クック

イタリア戦で代表デビューを飾ったL・クック。21歳の将来有望なMFは今後も家族にたくさんの夢を見せることができるだろう。(C)Getty Images

 現地3月27日、各国で国際親善試合が行なわれるなか、イングランドでは孫の代表デビューによって大金を手にしたある"おじいちゃん"が注目を集めた。イギリス紙『The SUN』などが報じている。
 
 ボーンマス所属のMFルイス・クックは、同日のイタリア戦に70分から途中出場し、イングランド代表初キャップを刻んだ。もちろん21歳の若者にとって喜びもひとしおだろうが、誰よりも喜んだのは、祖父のトレバー・バーリンガムさんだ。
 
 いまから約4年前、この新鋭MFの祖父は、ある賭けを行なうために地元のノースヨークシャー州にあるブックメーカー『William Hill』の店舗を訪れた。
 
 イギリスのブックメーカーは、企業側が提供する予想だけでなく、「明日の天気」や「テレビ番組の勝者」、「セレブの結婚」など、既定の範囲内なら賭けの対象を独自に考案し、ベッドできるのが特長だ。
 
 そこでバーリンガムさんは、当時リーズ(イングランド2部)のトップチームに昇格したばかりだった18歳の孫であるL・クックが、「26歳の誕生日を迎える前にイングランド代表デビューできるか」というオリジナルの賭けを考案。請け負った『William Hill』は、実現した場合のオッズを33倍に設定した。
 
 孫の成功を確信していたバーリンガムさんはいつか訪れるであろう瞬間を心待ちにして500ポンド(約7万3000円)をベットしたのだった。
 
 その後、祖父の期待通りに順調に成長を続けたL・クックは、昨年、キャプテンとしてU-20ワールドカップに参戦。見事、母国を初優勝に導いた。そして、昨年11月ブラジルとの親善試合でついにフル代表に初招集。惜しくも出場はならなかったが、それから4か月越しで今回のデビューに至った。
 
 これにより、バーリンガムさんの懐には1万7000ポンド(約250万円)の臨時収入が転がり込んだのだ。祖父にA代表デビューと大金という二重の喜びを与えたL・クック。まさに最高の"おじいちゃん孝行"となった。
 
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