【親善試合まとめ】ブラジルが敵地でドイツ撃破! イングランドはイタリアに勝ち切れず etc.

2018年03月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロシアは2試合連続で3失点の敗北…

勝負にこだわったメンバー構成のブラジルと、選手のテストに主眼を置いたドイツ。それでも試合は、ハイレベルな拮抗した戦いとなった。写真は決勝点の場面。右はドイツのキャプテンを務めたボアテング。 (C) Getty Images

 3月27日(現地時間)、世界各国で国際試合が行なわれ、ロシア・ワールドカップ出場国もそれぞれ、貴重な調整の場において熱戦を展開した。
 
 日本はウクライナに一度は追い付いたものの突き放されて1-2の敗北。多くの課題を残しながら、今回の欧州遠征を1分け1敗で終えている。
 
 本大会では日本とグループステージで対戦する3国は、前半に2点リードしたポーランドが韓国に後半終了間際で追い付かれるも、アディショナルタイムに再度勝ち越して3-2の勝利、セネガルはボスニア・ヘルツェゴビナに、コロンビアはオーストラリアに、それぞれ中立地でスコアレスドローに終わった。

 注目されたドイツ対ブラジル戦、23日に行なわれたスペイン戦と大きくメンバーを入れ替えたホームチームに対し、ブラジルは現時点でのベストメンバーで臨み、前半にウィリアンのクロスをG・ジェズスがヘッドで合わすと、GKトラップの正面だったがボールはゴールラインを越え、これが決勝点となった。
 
 ドイツがホームで敗れたのは、2016年5月の親善試合スロバキア戦(1-3)以来。ブラジル相手の敗戦は05年6月にニュルンベルクで行なわれたコンフェデレーションズカップの準決勝(2-3)以来である。
 
 ブラジルW杯準決勝での「ミネイロンの悲劇」の因縁もあって注目された一戦、ブラジルは幾らか溜飲を下げたかもしれないが、本当の喜びを得るにはW杯本大会で雪辱を果たすしかない。今夏、再び両者の対峙が見られるだろうか。
 
 ウェンブリーで行なわれたイングランドとイタリアの一戦は、イタリアがインモビーレに何度か得点機が訪れたが活かせず、逆にイングランドは相手ペナルティーエリア前でファウルを受けた後、素早いリスタートからヴァーディーが抜け出し、強烈なシュートをGKドンナルンマが守るゴールに突き刺した。
 
 後半はイングランドが幾度も相手ゴールに迫ったが、イタリアは終了間際にキエーザがエリア内で倒され、VARでPK判定となり、これをインシーニェがゴール左隅に決めて追い付き、意地を見せた。
 
 最も点差がついたのはスイス対パナマ戦で6-0。続いてスペイン対アルゼンチン戦の6-1で、この試合ではイスコがハットトリックを達成している。3月の代表ウィークでは今回のサウジアラビア戦しか行なわなかったベルギーだが、この試合で主力が仕事を果たして4-0の大勝を飾った。
 
 最後に開催国ロシアは、23日のブラジル戦に続く3失点で、フランスにホームで敗れた。得点機は作ったもののスモロフの1点に止まり、逆にフランスにはそれ以上のチャンスを与え、テクニックとスピードが図抜けていたエムバペに2点を奪われ、ポグバには鮮やかなFKを決められた。
 
 こうして3月の代表ウィークは幕を閉じ、選手たちは再びクラブでの戦いに戻る。次に代表チームに合流するのは、W杯本大会直前となる。
 
 なお、3月27日に行なわれたW杯出場国の試合結果は次頁の通りである。

次ページ3月27日に行なわれたW杯出場国の国際親善試合結果

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