【日本代表】「他に原因を求めすぎ」柴崎岳が指摘する“本当にフォーカスすべき問題点”

2018年03月26日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「“その先”にあるのがタクティクスかと」

ベルギー遠征で練習に励む柴崎。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 不甲斐ない引き分けに終わったマリ戦を受け、チームには確かな危機感がある。監督はもちろん、選手もそれは十二分に分かっていると、柴崎岳は言う。
 
「選手ひとりひとりは思うところがあって、チームとしても危機感はあります。短い期間ですけどコミュニケーションを取って、修正というか、良い試合をすることができれば自信にもつながりますけど、いまはそこがちょっと欠けているのかなと」

 
 マリ戦で低調なパフォーマンスに終始した原因のひとつはコミュニケーション不足かもしれないが、柴崎はもっと根本的なところに問題があると考えている。
 
「個人的にはコミュニケーションも大事だと思いますけど、一人ひとりミスが前の試合も多かった。メンタル的な準備も十分じゃなかったのかなと。あくまで(ベンチから)観ていてそういう印象があったので、やっぱりもっと一人ひとりが基本的な、こっちのチームと戦う時にメンタル的な準備もする必要があります。その先にあるのがタクティクスかと。
 
 チームとしてやりたい方向性だとか、見えないようなところもありますけど、もっとちょっと自分たちのパフォーマンスの低さにフォーカスすべきではないかなと思います。選手一人ひとり、僕も含めて個人のパフォーマンスが上がれば、チームのパフォーマンスも高まるので。もうちょっとそこに集中してプレーすべきだなと。他に原因を求めすぎなのかなと。僕個人としては自分のプレーに集中したい部分がある。良いプレー、悪いプレーを他というか、それを自分に原因を求めてやりたい」
 
 個がしっかりすれば自ずとチームも高まると、柴崎は言いたいのかもしれない。ウクライナ戦で柴崎が仮に先発したとして、その個をしっかりとアピールできるのか。自信へとつながるパフォーマンスを期待したい。
 
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
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