中島が劇的なデビュー戦ゴール! 日本、ラストワンプレーで追いつきマリに1-1!!

2018年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

中島、本田が途中出場。

中島は途中出場から持ち前のドリブルワークで攻撃に変化をもたらし、終了間際には同点ゴールをゲット。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 国際親善試合の日本代表対マリ代表が3月23日、ベルギー・リエージュで行なわれ、1-1の引き分けに終わった。

 日本のスタメンは、GKに中村航輔、DFは右から宇賀神友弥、昌子源、槙野智章、長友佑都の顔ぶれ。ボランチは長谷部誠と大島僚太のコンビ。トップ下には森岡亮太が起用された。3トップは右から久保裕也、大迫勇也、宇佐美貴史と並んだ。


 日本は、立ち上がりから宇佐美、大迫が起点となってチャンスメイク。10分には宇佐美から、11分には大迫のポストプレーからいずれも久保がシュートチャンスを迎えるが、ゴールを決め切れない。23分には、スムーズなパス回しから大島がミドルで狙うが、相手GKのD・ディアラの好セーブに阻まれた。

 日本は30分すぎ、大島が負傷により退場を余儀なくされる。代わって山口蛍が投入される。大島は左足のふくらはぎを抑えて座り込み、自らの足でピッチを後にした。

 日本はその後も宇佐美のチャンスメイクから再三好機を迎えるが、ゴールには至らず。すると43分、マリに押し込まれた日本は、ペナルティエリア内で宇賀神がファウルを犯してしまいPKを献上。これをアブドゥライ・ディアビに蹴り込まれ、先制を許した。前半は0-1とマリにリードを許して終了した。

 後半に入っても日本は立ち上がりから押し気味に試合を進めるものの、決め手を欠く展開に。60分には宇佐美に代えて代表デビューとなる中島翔哉、長谷部に代えて三竿健斗を投入する。

 63分、日本は右サイドをえぐった中島がクロスを入れるが、これは惜しくも森岡に合わずシュートにつながらない。

 日本は65分に森岡に代えて小林悠、70分には久保に代えて本田圭佑を投入。小林はトップ下、本田は右ウイングに入る。
 
 75分すぎからは中島にボールが集まり出し、持ち前のドリブルワークで果敢な仕掛けを見せる。79分には中島がドリブルで仕掛け、ファウルをもらう。このFKを中島が蹴り込むが、ゴール前の味方に惜しくも合わず。85分にも中島がドリブルから果敢にミドルを放つが枠を捉え切れなかった。

 しかし、日本は後半アディショナルタイムのラストワンプレーで、同点に追いつく。三竿からの浮き球のパスを走り込んだ中島が左足で押し込んだ。中島はデビュー戦で初ゴールとなった。

 結局、試合は1-1でタイムアップ。日本はベルギー遠征初戦を引き分けとした。

 日本は3月27日に、同じベルギー・リエージュでウクライナ代表と対戦する。

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