「もっと野心を持ってほしい」ハリル監督に指摘された山口蛍がベルギー遠征で掲げたテーマは?

2018年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「攻撃で貢献できるのは、前に飛び出していくこと」

守備面では高い評価を得ている山口だが、一方の攻撃面は……。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 ワールドカップのシミュレーションと位置付けられる今回のベルギー遠征(23日/マリ戦、27日/ウクライナ戦)で、山口蛍はひとつのテーマを掲げているようだ。
 
「監督に求められるものがあるので、そこは自分なりにどうすればいいかやりながら考えている段階です」
 
 求められるもの、とはハリルホジッチ監督に「もっと野心を持ってほしい」と指摘された攻撃面。持ち味とする守備だけでなく、ゴールに関わる仕事を増やしていきたいという。
 
 もっとも、背伸びして不得意なプレーに手を出そうとしているのではない。あくまで等身大の自分を表現してチームに貢献するつもりだ。
 
「自分はドリブルとかを持っているわけではないから、攻撃で貢献できるのは前に飛び出していくことだったりだと思う。そういうのをトライしていければいい」
 
 豊富な運動量を生かした後列からの飛び出しは、山口の最大の特長だろう。加えて、強烈なミドルも、このボランチのセールスポイントだと言える。
 
 思い出されるのは、ワールドカップ最終予選のイラク戦で決めた決勝点。1-1で迎えた後半アディショナルタイムの90+5分、セットプレーのこぼれ球に反応し、迷いなく右足を振り抜いてネットに突き刺した。ハリルホジッチ監督も「イラク戦は忘れられません」というインパクト十分の一発だった。
 
 指揮官が求めているのは、このゴールに代表されるようなアグレッシブなプレーだ。今回の2連戦で、山口がテーマに掲げる攻撃面で結果を残すことができれば、ワールドカップのメンバー入りはグッと近づくはずだ。


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