まさかのドイツ代表復帰宣言だ。
 
　Ｊ１ヴィッセル神戸のFWルーカス・ポドルスキが、３月20日に自身のツイッターを更新。どこかで見たことのある緑色のキットを身に纏い、ボールリフティングしている写真を掲載し、「ロシアへの準備は万端」「この夏、ワールドチャンピオンが着用するグリーンだ」との一文を添えた。
 
　３月20日、スポーツメーカー『adidas』はロシア・ワールドカップに出場する８か国の本大会用2ndユニホームのデザインを一挙公開。そのタイミングに合わせて、同社と契約を結ぶポドルスキもそのシャツを着用してＰＲに一役買ったというわけだ。

 

　もちろん、代表復帰を匂わせたのはポルディー流のジョーク。ちょうど１年前の2017年３月22日のドイツ対イングランド戦で"代表引退試合"を済ませており、そのゲームで伝説的なスーパーミドルを決めて、サポーターに別れを告げた。ただ依然としてドイツ国内で絶大な人気を誇るストライカーだけに、再登場の運びとなったのだろう。
 
　ワールドカップ本大会が近づくなか、シーズン開幕からおよそ１か月が経過した今季は、Ｊ１とルヴァンカップで５戦３発とコンディションは良好。代表復帰に向けてヨアヒム・レーブ監督にささやかなアピールをしたとも……勘繰りがすぎるだろうか。
 
　ディフェンディングチャンピオンのドイツは３月23日にスペインと、同27日にはブラジルとのテストマッチに臨む。ポルディーと全世界が注目する、豪華２連戦だ。