[J１リーグ４節]神戸 ２-０ C大阪／３月18日／ノエスタ
 
　Ｊ１第４節、ヴィッセル神戸がセレッソ大阪を２－０で下し、今季リーグ戦初勝利を挙げた。
 
　この試合でＪ１初出場を果たしたのが、18歳の郷家友太だ。高卒ルーキーながら右ウイングで先発出場すると、積極的にボールを引き出して円滑なパスワークに貢献。さらに30分にはヘディングで際どいシュートを放つなど、交代する89分まで溌剌とプレーをした。
 
「セレッソはブロックを作ってくるから、間のスペースで受けることができる郷家を使った」という吉田孝行監督の起用に応え、好アピール。試合後、指揮官からは「キャンプから見てきて、今日のパフォーマンスが１番良かった。期待に応えてくれた。ヘディングの惜しいシーンもありましたけど、近いうちにゴールが見れる日が来るのかなと感じた」と評された。
 

　郷家自身も、初のJ１でのパフォーマンスに少なからず手応えを掴んでいるようだ。ヘディングを外したシーンについて「しっかり決めないといけなかった。これからまた厳しい戦いが続くと、これでは上にはいけないと思うので、次は決めたい」と反省したが、「最初に感じていた緊張も徐々にほぐれてきて、自分らしいプレーが出せました。少しミスもありましたけど、自分が起点になってボールをスムーズに動かせていた場面もあったので、良かった」と収穫を口にしている。
 
　そんな郷家がプロの舞台で対戦を待ち望んでいた相手がいる。それが、同じく高卒ルーキーでこの日J１デビューを飾ったＣ大阪の安藤瑞季だ。