【日本代表|ポジション別序列】吉田麻也の代役は?遠藤航の状態にも不安が|GK&DF編

2018年03月15日 本田健介(サッカーダイジェスト)

守護神は川島で決まりだろう。

基本布陣は中盤を2ボランチで構成する4-3-3か。守護神は川島が務めるだろう。

 日本協会は3月15日、国際親善試合のマリ戦(3月23日@ベルギー)とキリンチャレンジカップのウクライナ戦(3月27日@ベルギー)に臨む日本代表のメンバー26人を発表した。
 
 6月のロシア・ワールドカップではポーランド、セネガル、コロンビアと対戦するが、今回の2連戦は仮想セネガル、仮想ポーランドとして臨む重要なシミュレーションの場となる。
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も会見で「マリはセネガルに、ウクライナはポーランドに似ていると思います。セネガルのマネ(リバプール)、ポーランドのレバンドフスキ(バイエルン)はいませんが。近い選手はいるので、本大会のような気持ちを持って挑みたいです」と意気込んだ。
 
 また指揮官は「今回は役割を完璧に遂行してもらわなければいけない。今必要な選手を呼びました」と、ここ最近はクラブで出場機会を減らしていた井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)、浅野拓磨(シュツットガルト)を選外とし、ポルトガルで評価を高める中島翔哉(ポルティモネンセ)らを招集した。
  
 本稿では、日本代表の基本システム「4-3-3」に則り、GKとDFの序列を考察していく。
 
【GK】
◎川島永嗣(メス)/○中村航輔(柏)/△東口順昭(G大阪)
 
 昨年11月の欧州遠征(ブラジル戦、ベルギー戦)でもレギュラーを務めた川島が、引き続きゴールマウスを守るだろう。CBの軸であった吉田麻也が怪我(2月に膝を負傷)でメンバー外となっただけに、守備陣の精神的支柱としての働きも求められそうだ。
 
 二番手は昨年末のE-1選手権で念願の日本代表デビューを飾り、好セーブを見せた中村か。柏では不動の地位を築いている23歳は心身ともに充実の一途を辿っており、ポスト川島として期待される。
 
 一方、東口はコンディションこそ悪くないが、低迷する今季のG大阪では5試合で11失点。やや印象を悪くしている格好だ。
 
 ただハリルホジッチ監督は「現段階のパフォーマンスに満足しているわけではありません。もっと向上してほしい」と3人に注文を付けており、アピール次第では序列が変動する可能性もある。
 
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手

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