【CL バルサ×チェルシー|採点&寸評】2G1Aの活躍で100ゴール到達のメッシが文句なしのMOM!

2018年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルセロナ――総シュート数で劣りながらもチャンスの質で上回る。

【警告】バルサ=S・ロベルト(22分) チェルシー=ウィリアン(45分)、ジルー(49分)、M・アロンソ(75分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】メッシ(バルセロナ)

[チャンピオンズ・リーグ ラウンド16第2レグ]バルセロナ3-0チェルシー/3月14日/カンプ・ノウ

【バルセロナ|採点・寸評】
チーム 7.5

開始早々に先制点を奪う理想的な滑り出し。流れが相手に傾きかけると、落ち着いたパスワークでリズムを渡さず、前半と後半に1点ずつを追加して完勝した。49分にボックス内でM・アロンソを倒したピケにお咎めがなかったのは幸運と言えるが、勝利に相応しかったのは明らかにこちら。総シュート数では劣ったものの(8対13)、枠内シュートで大きく上回り(7対3)、チャンスの質にも違いが現われた。

[GK]
1 マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン 6.5

先制されて反撃に転じた相手の時間帯にも、落ち着いて対処。12分のウィリアンの鋭いシュートは弾くことなくしっかり抑えた。ファーストレグに続き、ゴール枠に助けられる場面も。

[DF]
3 ジェラール・ピケ 6

後半序盤にM・アロンソを倒したシーンは、自ら招いたもの。外につり出され、ポジションを開けたところに急いで戻って接触し、PKが宣告されてもおかしくはなかった。全体的に相手に後手を取った印象。

18 ジョルディ・アルバ 6
左サイドでイニエスタと息の合ったコンビネーションを披露し、時に大胆な突破も試みた。ディフェンス面では相手との距離を測りかね、自分のタイミングでプレスをかけられないシーンが散見。

20 セルジ・ロベルト 6
攻撃時には的確なポジションに入ってボールをつなぎ、守備時には味方との距離を縮めて隙間を作らず、無失点に貢献した。ただし、22分の不用意なファウルとイエローカードは余計だった。

23 サミュエル・ウンティティ 7.5
ハードなマークでジルーにほとんど仕事をさせず、ボックス内へのボールには身体を張って対処。抜群のスピードと高い予測能力に裏打ちされたインターセプトもたびたび見せた。

 
[MF]
4 イバン・ラキティッチ 6.5

タイミングよくボールを受け、リズムよく散らし、ポゼッションの中心のひとりに。果敢なプレスで中盤を引き締めたが、対峙するカンテを捕まえきれないこともあった。

5 セルヒオ・ブスケッツ 6.5(61分OUT)
いつも通りの勘どころを抑えたポジショニングで危険の芽を摘み、気の利いた顔出しとシンプルかつ正確なパスでポゼッションを高めた。時に相手の頭を越すボールさばきを見せることも。交代の原因となった足の状態はやや気がかり。

8 アンドレス・イニエスタ 6.5(56分OUT)
ハムストリングの負傷で出場が危ぶまれていたが、先発して高いクオリティーを披露。ドリブルで狭いスペースをくぐり抜け、精緻なタッチでパスワークのテンポを生み出し、守備時にはボックス内でもクリーンなスライディングを見せた。戻りながらヒールキックで送ったスアレスへのラストパスは秀逸だった。

11 ウスマンヌ・デンベレ 7(67分OUT)
コウチーニョのゴールをアシストしたリーガのマラガ戦の好調をそのままに、序盤から積極的な仕掛けで異彩を放った。またメッシとのポジションチェンジで相手を惑わせ、20分にはそのエースのアシストから豪快にネットを揺らした。バルサ移籍後初ゴールは相手を突き放す重要なものとなり、チームにおける存在感がぐっと増した印象だ。

次ページバルセロナ――この日のメッシは最初から最後まで手がつけられず。

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