「ジダンはPSGを率いるべきだ」元フランス代表のレジェンドが大胆提言!

2018年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「いずれフランス代表の監督になってほしい」

フランス代表の後輩であるジダン(左)について、自身の希望と期待を語ったジノラ(右)の近影。かなりダンディズムが増している。(C)Getty Images

 ジネディーヌ・ジダンの去就に、大きな注目が集まっている。
 
 現地時間3月6日のチャンピオンズ・リーグ(ラウンド・オブ16)、パリ・サンジェルマンとの第2レグを2-1でモノにし、2戦合計5-2。レアル・マドリーは堂々ベスト8進出を果たした。ただ、リーガ・エスパニョーラでは首位バルセロナに15ポイント差を付けられての3位と低調で、逆転優勝は絶望的な状況。ファンやメディアの厳しい視線に曝されている。
 
 つい先日、シーズン中の辞任についてきっぱり否定し、「ここで永遠に残るために戦うつもりだ」と意欲を示した指揮官ジダンだが、ほぼ毎日のように次期監督候補の名が国内メディアを賑わせており、雲行きは怪しいままだ。

 
 そんななか、ジダンの同胞である元フランス代表FWがエールを贈った。パリSGやトッテナム・ホットスパーで活躍した名ドリブラー、ダビド・ジノラだ。現役時代から歯に衣着せぬ言動が有名で、マイペースを貫くソリストだった男が、スペイン紙『El Pais』のインタビューに応え、大胆な持論を展開。6つ年下の"将軍"はパリSGを率いるべきだと提言したのだ。
 
「もしマドリーを退団するなら、PSGが新天地となるべきで、それが理想だ。クラブに初のビッグイヤーをもたらすのは、彼にとって素晴らしいモチベーションになるだろう。そしてそこをステップにして、いずれはフランス代表の監督になってほしいんだ」
 
 ジノラはパリSGの現監督であるウナイ・エメリは、今シーズンのCL制覇が失敗に終わった時点で、もはや先がないと見ている。「カタール資本はあれだけのカネをかけてバックアップしたんだ。もはや言い訳は通用しない。どこが相手で負けたとかは関係なく、優勝しなければいけなかった」と断じた。
 
 実際にパリSGもジダンに対しては大きな関心を寄せているようだ。フランスの複数メディアが報じており、CL連覇に導いたその実力とカリスマ性もさることながら、なによりもフランス人であり、国民的英雄である点が大きな魅力だという。

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